アレのアレ達成 | Pessimistic Optimist

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徒然の想いと出来事

第7戦迄もつれ込んだ、白熱した今年の日本シリーズでしたが、見事、阪神が38年振りの日本一を決めました!!

 

特に長年阪神を応援しているファンの方達におめでとうございます!!と心から言いたいです(*^^)v

 

日本一を達成した岡田監督がインタビューでしみじみ言っておられましたが、先回日本一になった1985年はご自身が選手として活躍していて、当時27歳だったそうで、現在65歳の岡田監督だけに「長かったですね~」と思わず本音が出ていました。

 

今年の阪神VSオリックスの関西ダービーと称された日本シリーズは近年稀にみる、見応え充分な実力が均衡した壮絶な戦いで、特に驚くのは第6戦を終了して、3勝3敗のイーブン・・・という展開は珍しくありませんが、今年に関しては何と、阪神、オリックス共に第6戦後の、得失点差が+23点-23点と全く同じ・・・

 

それだけに、昨晩の最終第7戦で、どちらが勝つか?なんて、正直なところ誰も予想出来なかったのではないでしょうか。

 

ただ、唯一采配において違ったのは、通常初戦の先発投手が第6戦を投げ、2試合目の先発投手が第7戦目の先発になる、という日本シリーズでのセオリーめいたものがありますが、オリックスはその通りに2戦目で好投した宮城が先発・・・しかし阪神はこのシリーズで1回も投げていない、青柳を先発にもってきました。

 

青柳は今シーズン余り活躍出来ず安定感も欠けたので、このシリーズでの先発は第6戦迄外されていたと思っていましたが、まさか優勝が決まるかどうかの大事な第7戦の先発にもってくるとはかなり思い切った采配だと思っていましたが・・・

 

実は、青柳は過去から対オリックスの防御率が良く、尚且つ、このシリーズで1度も投げていないので、オリックス側に実際に対戦して得られる生きたデータがないという点を突いた采配だと思いました。

 

結果は、第2戦で先発し好投した宮城に対して、阪神はその時得た情報や感覚からか、初回から揺さぶりながらジワジワと攻めていく感じで・・・逆にオリックスの打者は青柳の軟投の前に全くタイミングが合わないまま回を重ねていく・・・すると4回に遂に阪神は前回やられている宮城を捕まえ3得点、更に5回にも怒涛の攻撃で3得点・・・この段階でほぼほぼ勝がみえたでしょう。

 

阪神は5回途中から継投に入り、盤石な形でオリックスの反撃をソロホームランの1点に抑え、見事7対1という圧勝で日本一を決めました。

 

理論派で人情家の岡田監督は本当に憎めない好きなキャラですがこの日本シリーズでも、7戦をフルに戦う事を想定したメリハリの効いた投手起用において、その才覚を改めて痛感しました。

 

全7試合の内、最初から最後迄観戦出来たのは3試合、途中から最後迄観戦出来た試合が2試合と、それ也に5試合もTV観戦出来ましたし、本当に手に汗握るシリーズで楽しませて貰いました。

 

一応贔屓にしている巨人も、こうした白熱した日本シリーズを戦える様なチームになって欲しいものですが、阪神ファンの方々の38年に渡る悔しさや残念さに比べると、巨人は日本一から遠ざかって、まだ11年とも言えますし、気長に待つしかなさそうです。

 

阪神ファンでもオリックスファンでもありませんが、今年の日本シリーズはとにかく最高で、本当に良いものを見せて頂け、両球団の選手、監督、コーチ、スタッフの皆さんに感謝です(*^^)v

 

 

胴上げされる岡田監督も感無量だったでしょうね~