そもそもこのシリーズは、中央区の沿革図集があんまり素晴らしいから

「中央区以外の区」でもそれに相当するものがあるんじゃないの?

と思って調べだしたのがきっかけなんですが、

なんとなく「図書館(地域資料コーナー)訪問記」みたいになってきました。

 

せっかくなら23区を網羅したいので ←制覇する気満々(笑)

今回は「中央区」です。

 

 

地域資料室をふくむ京橋図書館については

もうリンクを貼るのもうざいくらい何度も書いているので、

今日はじめて訪れた「月島図書館」のことを。

 

 

中央区は、戦後「旧日本橋区」と「旧京橋区」が統合してできたのですが、

京橋区の南側の埋め立て地のエリアを「月島地域」として独立させ

たいていのことで、3つのエリアにわけているようです。

沿革図集もこの3冊だし、図書館も日本橋・京橋・月島の3館です。

 

月島図書館は「月島駅から徒歩5分」とありましたが、

地下道を通って、10番出口からは徒歩0分でした。

 

 

「月島区民センター」という複合施設の3階にあるのですが、

ここには図書館のほかにも、区役所の出張所、児童館、区民館、区民ホール・・・

いろんな区の機能が全部集約されています。

 

イマドキの公共施設はやたらとゆったりおしゃれなのが多いから

それに比べると狭いし見劣りしますが、

少なくとも図書館のシステムは最新なんですよ!

蔵書にはICタグが入っていて、貸出も一瞬で完了するし、

返却も自動返却。 予約の取り置きもセルフです。

 

 

ワンフロアなので広さも蔵書数も少なめですが、

「地域資料コーナー」は中央の一等地でここだけ書架も低く

規模のわりに本の数も多い気がします。

とくに「月島」に関する本はかなり古い本まで開架に出しています。

 

 

これ、「月島図書館だより」なんですけど、記事タイトルにそそられました。

A42つ折りだから、内容はそこまでじゃないんですが、

普通こういう各図書館の出すリーフレットって、

「オススメ本の紹介」とか「行事の案内」とか「季節の話題」とか、

とりあえず作ってます!みたいなものですが

中央区は郷土の歴史を伝えることに命かけてるのかも。

 

 

実は先週、もう一つの「日本橋図書館」にも行ってきました。

人形町駅から、甘酒横丁の通りを行った先の「日本橋小学校」に併設されています。

 

 

5階までは日本橋小学校で、図書館は6~7階。

 

この右側の入り口から入って

エレベーターで向かいます

 

小学校は、一見、重厚な歴史的建造物風ですが、

2つの小学校が統合してできたのも、建物がたったのも

平成になってからなので、そこまで古くはありません。

 

 

ここも地域資料はゆっくり調べやすい一等地にあり、

「日本橋コーナー」はそれとは別にたっぷり書架を用意しています。

古地図も職員さんの手を煩わせることなく、自分で出し入れできます。

 

展示コーナーには「日本橋発祥の食べ物」が特集されていて

お子様ランチ、親子丼、いなり寿司など、10以上の食べ物の「元祖」のお店に

ここから歩いていけちゃうのがすごい。さすが日本橋!

 

 

23区のうち20区の図書館で地域資料をみてきて、実感したのは

「中央区の地域資料は、まちがいなく最高レベル」ということ。

 

「ゴジラなんちゃら」とかいう映画を作った人たちが

「当時の銀座の資料がなくて、再現するのに苦労した」とか言ってましたが、

中央区の図書館になりかわって、

「〇〇〇!」と言ってあげたいです。← 汚い言葉なので自主規制

 

 

こういう配布用のパンフレットも充実しているから、予算もとれてるんでしょうね。

 

まちかど展示館は29もあって、日本橋エリアだけでもこんなにありました。

(しかも、私はひとつも行ったことがない)

 

 

コンプリートすると全員プレゼントがあるそうで、

なんか心が動きます。

 

以前、墨田区の「小さな博物館めぐり」にチャレンジしたことがあったのですが、

週に何日も開いていなかったり、予約が必要だったりで、即断念してしまいました。

 

中央区の展示館は平日はずっと開いているみたいで、それもすごいことです。