23区の図書館めぐりも中央区をあわせると、早や17区。

だんだん内容が薄くなるのはお許しいただくとして、今回は江戸川区。

 

え~! 江戸川区といわれましても、

葛西臨海公園とか水族館とか、地下鉄博物館ぐらいしか知らなくてすみません。

 

 

中央図書館に行こうとしたら、JR新小岩からバスにのるか、徒歩20分だって!

無理!

 

というわけで、一番楽に行けそうな「西葛西図書館」へ・・・

 

 

西葛西駅から東方向に5分くらいで着きます。便利!

これだけ「駅近」だと、ビジネス支援コーナーがあったりPC席が多かったりを想像しますが、

ほんとに極々平均的な「普通」の図書館でした。

平日の昼間でしたが、高齢者中心に利用者も多く、

きっと、常連さんが多いんだろうな?

席とかもだいたい決まってるのかな?とか思っちゃいました。

ほんとに地元に愛されている「地域の図書館」という感じ。

 

地域資料のコーナーは、2階の奥にこじんまりと。

もともと江戸川区の地域資料は他区ではほぼ見ないので

ここで借りるしかないのですが、ここでは利用券作れないんですよね。

 

 

しかたないので、表紙をコピーしてきたんですが、これ、意味なかったですね。(白黒コピーだし)

 

左の「江戸川区の歴史」は、出版社の「シリーズもの」っぽい装丁ですが

江戸川区役所が作っています。

右の「理想のまちづくり半世紀の航跡」は、2000年に発行された江戸川区の50年史。

これは区のサイトに画像がありました。

 

 

これも、区がつくったにしてはわかりやすくて

3090円で買おうとは思わないけど、借りられるのだったら家で読みたかったです。

 

小学生の副教材「わたしたちの江戸川区」は開架にはなくて、チェックできませんでした。

 

 

江戸川区は川と海に囲まれた「島」みたいな区なので

治水に関する本が目立ちました。

この区の歩みは、ほんとに水との闘いだったのでしょうね。

 

記憶に新しいところでは数年前の大豪雨の時、

「江戸川区民は区の外に避難するように」と呼びかけていましたよね。

 

 

「区内の避難所」を教えるのではなく

ほかの地域に避難しなさい!

ここにいてはダメです!

という呼びかけはインパクト強くて、驚きました。

幸い、結果的には酷い被害は回避できましたが

「江戸川区が消える」とまでいわれていましたからね

 

 

ハザードマップでは、ほかの江東5区(葛飾・足立・墨田・江東)も

「水没」することになってますが、(北区の東半分もけっこうヤバいのでは?)

ほかの区は「垂直避難」をよびかけていたような・・・

復旧するまでの期間を考えたら、広域避難のほうが命を守る行動なんだと思いました。

 

 

今月の広報誌をいただいてきましたが、やっぱり治水がメイン。

(副教材は見ていませんが)小学校の郷土学習でも地域治水を学ぶのなら

地形に詳しい江戸川区の小学生、きっと多いような気もします。

 

こどもたち、こういう海抜表示も

しっかりチェックするでしょうね

 

 

 

今回、「沿革図集」とは関係ないことばかり書いてしまいましたが、

区が主導で作った本がないとしても、

この「発掘写真で訪ねる古地図散歩シリーズ」は都内をほぼ網羅しているので

現実的にはそれほど困ることはありません。

 

 

CDRomの古地図は(持ってるけど)けっこう使いづらいし、

スマホ版は散歩用に使うには便利でしょうが、

体系的な情報としては、この本がオススメ!