荒川区とは、ほんとにご縁がなくて、
そういえば大昔 見るだけの野球少女だったころ、
ロッテの本拠地の東京球場に通い詰めていたことくらいしか思い出せません。
中央区立京橋図書館が「本のもり ちゅうおう」のなかに移転したとき、
検索すると、いつも「ゆいの森 あらかわ」というのが出てきていたんですよね。
名前も似ているけど、かなりコンセプトも近そうで、気になっていました。
土地勘ゼロですが、アクセスもそんなに悪そうでもなかったので、
ともかく、町屋駅へ!
ホームの案内板に「ゆいの森あらかわ 出口2」とあったので、
これはもう楽勝!と安心して出口を出たわけですが・・・
★のあたりが2番出口なんですけど
都電とメトロと京成に囲まれた三角地帯で、方向感覚を失いました。
私は方向音痴ではないのですが、こういう場所は苦手です。
ともかく、(路線沿いには歩けないけど)都電を意識して歩いていたら
10分たらずで到着!
「中央図書館」「吉村昭記念文学館」などが入っている複合施設で
かなり住民サービスに特化している感じでした。
アカデミックな感じはほぼなく、
オープンスペースが多くて、ひたすら明るくてきれい!
2017年オープンなので、このあとにリニューアルされる図書館のモデルとなる
先駆的な施設なんでしょうね。
1階にカフェがあって、館内にも飲み物は持ち込め、WIFIも完備。
イマドキの図書館のフロントランナー!です。
ただ、(新しい図書館には定番の)ICタグはついておらず、
本に貼られたバーコードを1冊ずつ読み込んで借りる方式。
なので、予約受け取りもセルフではなく、カウンター対応でした。
ところで、昨日もネーミングの話をしたので、
この「ゆいの森」の意味が気になります。
荒川(区)とは特段関係なさそうですが・・・
ちなみにほかの候補はこんな感じ
⇩
「あらかわ言の葉館」
「ゆいの森あらかわ」
「荒川にこっと」
「あらかわパレット」
「Ara-topia(アラトピア)」
そういえば、この頃って、「結(ゆい)」というワードが流行ってませんでした?
人と人を結ぶきずな、みたいな意味で。
スケートの羽生結弦クンも全盛期だったし、赤ちゃんの名前でも人気でしたね。
そういうことかな?
荒川区の郷土資料は4階の「調べもの支援コーナー」の隅にだけ。
実は他区の図書館の棚でも、荒川区関連は
ふるぼけた「荒川区史」くらいしか見たことないので
はじめから期待はしていませんでしたが。
ただ、書架の配置は楽し気で、いつまでも見ていたい感じ。
荒川を舞台にした作品とか、私は
「下町の太陽」くらいしか思いつかなかったけど、
「万引き家族」も荒川区の三ノ輪とか南千住が舞台なんですって!
押上育ちの私が「PERFECT DAYS」で興奮したように
荒川区民は「万引き家族」でテンションあがったのかな?
「吾輩は猫である」は「なんで?」と思ったら
日暮里の「羽二重団子」でした。なるほど。
荒川区が自前で作っている刊行物は、ひととおりみたけど、収穫なし。
小学校の副読本は、北区にくらべたら雲泥の差です、多分。
ただ、驚いたことに、荒川区には「中学生用」の副読本があるんですよ!
家でゆっくり読みたいと思いましたが、
さすがにこれは他区の図書館では借りられないので
利用カードを作ってもらって、借りてきました。
荒川区キャラの「あらみぃ」と
「あら坊」のカードです。
小学生よりはたしかに情報量は多いですが、
「考えてみよう!」「調べてみよう!」ばっかり。
令和6~7年度用なんですけど、ゆとり教育時代の教科書みたいです。
基礎知識も授けないで考えさせても、なにも出て来ないと思うけどね。
都電の問題だすなら、
もっとそそられるのにしてよ!
というわけで、
残念ながら、これはさっさと返却しちゃいますね(笑)
中学生で郷土学習があるのなら、
自分が中学生だったらこのへんを副教材にしたいな~
中学生だったら、「日本の特別地域シリーズ」とかウケるんじゃないの?
と思ったら
なんと「荒川区」はありませんでした。あら・・・
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