ひと月前に書いたあらすじのつづきを書きます

 

 

映画 「ARGYLLE/アーガイル」 2024(令和6)年3月1日公開 ★★★★★

(英語: 字幕翻訳 西田有里)

 

 

(スパイ小説のなかの話は青字で表記)

 

高級クラブで金ピカドレスの美女を指名してダンスをするアーガイル。

美女が耳元で「エージェント・アーガイルね」とささやいて指を鳴らすと

その場にいた全員に銃を向けられ、アーガイル、大ピンチ!

仲間のワイアットとキーラに援護を依頼し、逃走するも、

流れ弾でキーラが命を落とし、確保した敵の美女にも

目の前で自殺されてしまいます。

 

場面変わって、

人気小説家エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)の出版イベント。

たくさんのファンの質問に丁寧に答えるエリーですが

インドア派のエリーは、家で猫のアルフィーの相手をしながら引きこもっているのが好き。

今夜も執筆をつづけますが、すでに出版された4巻につづき、

次回作の5巻もほぼ書きあがっていました。

 

 

アーガイルのボスのディレクトレイトは実は敵のボスでもあった?

と匂わせつつ、結末は次回作(6巻)までお預け。

 

初稿を実家の母に見せると

「先延ばしに引っ張るのはよくないわ。あと1章追加すべきよ!」

といわれ、

それならシカゴの実家に帰ろうと、

猫のアルフィーをリュックにいれて列車に乗り込みます。

 

 

すると、前の席に薄汚れた身なりの男が乗り込んできて

エリーの「アーガイル」を嬉しそうに読んでいて、この本のファンだ、と。

しかも「仕事はスパイ」だというのです。

 

「想像してたのと違う?」といいながら

ファンのふりをしてエリーを襲おうとする刺客たちを

バッサバッサと倒していきます。

なんと、まわりの乗客は全員が殺し屋でした。

最後はエリーを抱きかかえて、パラシュートで列車から離脱します。

 

男の名前はエイデン・ワイルド(サム・ロックウェル)。

エリーの書くスパイ小説のストーリーがそのまま現実世界のスパイ組織の行動を

まるで予言者のようにすべて言い当てているため、

悪党たちがエリーを拉致しようとしているというのです。

             (あらすじ とりあえずここまで)

 

 

ひと月前にここまで書いて、放置しているうちに

ちょっと忘れてしまったんですが

がんばって思い出します。

 

つづきです(ネタバレ

 

エイデンは 見た目はぱっとしないけど戦闘能力は半端なく、

エリーの目には時々

彼の姿が自分の本のなかのアーガイルに見えてしまいます。

 

動きがちょっと不自然!

 

ただ、エイデンによれば、彼自身はワイアットのモデルで

小説で死んでしまったキーラは、実在の女性エージェントだといいます。

 

「バクーニンの秘密ファイルを見つける鍵が君の小説なんだ」

(その予知能力で?)続きを早く書いてくれ」といわれ

ケンジントン公園のアルバート公像の前で書きはじめると、

それをエリーのファンがみつけてSNSで発信します。

その位置情報が敵のディヴィジョンにばれ、二人は追われることに。

 

アルバート公の文字配列からバクーニンの隠れ家を推理して向かうと

床下からログファイルとボートの鍵を発見。

敵に追われながらもそこを逃げ出し、ビジネスホテルへ。

 

エイデンのことも信じられなくなったエリーは猫とログファイルをもって

母に電話、ホテルで落ち合います。

そこには父もやってきますが、なんと父はディビジョンのリッター長官でした。

(観客は気づくけど、エリーはパパだと思ってる)

リッター長官はメガネ内蔵のカメラでログファイルを撮影します。

エリーは母とおもっていた人物に撃たれそうになりますが、

そこへエイデンがかけつけ、助け出してくれます。

 

次に訪れたフランスのブドウ農園には

元CIA副長官のアルフレット・ソロモンの指令室があり、

「実はエリーは優秀な女性スパイで、エリーこそがアーガイルのモデル」

と聞かされます。

次の瞬間、エイデンがなぐりかかると、

エリーは反射的にかわして、逆に組み伏せてしまいます。

 

「お帰り、レイチェル!」

エリーの本当の名前はレイチェル・カイル。

 R. Kylle → Argylle(アーガイル)というわけです。

 

①レイチェル・カイルは、エイダン、キーラ(アリアナ・デボーズ)と共に

スパイ組織“ディビジョン”でエージェント活動をしていた。
②ディビジョンは闇堕ち、リッター局長(ブライアン・クランストン)に命を狙われる。
③それに気づいたレイチェルは二重スパイとなってマスターキーを捜索中、

怪我をして記憶喪失に。

④レイチェルの脳底にあるはずのマスターキーのありかをさぐるために

リッター長官はルース博士とともに両親になりすまして洗脳し、

レイチェルをエリーというミステリー作家に仕立てる。

⑤エリー・コンウェイ(実はレイチェル)の書くスパイ小説は、

創作ではなく、すべて実体験に基づくものだった。

自分が凄腕エージェントだったと気づいたレイチェルは、

いきなり卓越した身体能力を取り戻します。

エイデンとともにアラビアでメモリーを受け取り

追っ手をなぎ倒しつつ、アルフレッドにデータを送ろうとしますが、

ルース博士がオルゴールを鳴らすと、またレイチェルが洗脳の罠にはまってしまい・・・

 

そこにやってきたのは死んだはずのキーラ。

彼女は心臓から5cm離れた「隙間回廊」を撃たれたため
貫通後止血して、命が助かったのでした。 

 

(おまけ映像)

キングスマンの店に青年が来店、

カクテルの名をいうと

店主が奥から箱をもってきて、

中には銃がはいっています。

青年は「オーブリー・アーガイル」を名乗ります。

                          (あらすじ ここまで)

 

 

1か月たって、むりやり思い出したあらすじなので、いろいろ抜けていると思いますが

おおよそは、こんな流れ。

 

自分がエージェントだとわかったあとのエリー(レイチェル)の画像も動画も

見事に見つからないので説得力ないですが、

ブライスがあのままの体形でアクションを繰り広げるのが

一番の見どころかも?!

 

 

最初にでてきたこの回転リフトとおなじことも

エイデンとレイチェルでやってしまうという無謀さ(笑)

 

靴にナイフをつけてスケートしたり、なんかいちいち無謀です。

 

シュっとしたアクション女優さんがもっさりした特殊メイクで

「作家です」と登場したら、だいたい展開がみえてしまいますが、

ブライスがそのまま最後までやりきるから、すっかり騙されました。

(「自分がスパイだという記憶を失ってる」という設定、「あるある」なんですけどね)

 

体形も同じだし、アクションもCG丸出しではありますが

そこはプロの女優さん、表情で魅せてくれます。

 

主演のふたりはほんとにすごかったし、

あのへんな角刈りのヘンリー・カビルがコメディアンみたいなのも

はじめてみたかも。


エンドロール後に

「アーガイル」が「キングスマン」と同一ユニバース?を匂わすシーンあり、

これは「マシュー・ボーン監督の個人的なユニバース」ですかね?

 

 

マシュー・ボーンと書くと、反射的にこっちを連想してしまいます。

 

 

 

バレエのほうはマシュー Bourne
「アーガイル」はマシュー Vaughn 

なので、これからは

「マシュー・ヴォーン監督」と書かなきゃだめでしたね。