杉並区立中央図書館に はじめて行ってきました。

 

杉並区の貸出カードは、以前つくったことありましたが、

10年前にすでに無効になっていました。(⇩左)

 

 

元気だった昔は高円寺図書館まではチャリでいってましたが、

さすがにその気力はないので、荻窪駅から徒歩10分。

駅からはほぼ道なりに1本道で、ダラダラ歩くと荻窪体育館の向かいに現れます。

 

見づらいですが、黄色のところに

「中央図書館」と彫られた銘板があります。

 

 

最近リニューアルした「最新鋭の図書館」と聞いてた割には、昔風。

エントランスはちょっと練馬図書館ぽかったです。

 

(練馬図書館)

 

室内は天井が高く、ガラス張りで明るく、カフェも併設。

自動貸出機、予約の取り置き本もセルフです。

 

この辺はリニューアルした図書館に共通なんですが、

実は杉並区立図書館って、以前からデジタル導入に積極的な印象がありました。

 

私が前にカードを作ったのは15年くらい前になると思うんですが、

「利用登録申込書」はその時からすでに無くて、

「館内のOPACで自分で入力してください」

といわれてびっくり!

スマホも普及してない時代にすごいでしょ?

 

今回も前もって自分でネットで登録し、(忘れたらOPACかな?)

証明書を持参して完結。

 

個人情報のペーパーレス化、徹底してますね。

 

 

 

そして、

早速、地域資料のコーナーへ!

 

撮影不可なので説明しづらく、リニューアルしたときの長い動画のなかでも

こんな画像が一瞬映っただけ。

 

 

ただ、(板橋の直後だから特に感じるのかもしれないけれど)

地域資料はVIP対応。すばらしく配慮されています。

 

①閲覧者優先が徹底している

ゲート付きのエントランスで、用のない人は入りづらく、

閲覧者専用のゆったりした席もコピー機もあります。

 

②職員さんをすぐそばに配置

誰も行かないようなさびれた場所に置かれることが多いのですが

ここでは1階カウンター横の一等地。

なにかあればすぐに聞けるのはありがたいです。

 

③蔵書が多い

杉並区以外の地域資料は少ないですが

杉並区に関しては(たいしたことない資料もふくめ)

ここ一か所にしっかり集められています。

複本も並べて配架、貸出可のものも多いです。

 

④カバーをつけてテプラ!

古い資料は堅牢なファイルにいれて、テプラ表示!

というのが徹底されています。

 

入ってすぐ右は杉並区の「古い地図コーナー」で

江戸時代からの古地図が一面に並んでいて興奮!

 

ただ、よ~く見るとそこまで珍しいものではなく

 

 

こういった1枚物の地図が、杉並区のだけ

1枚ずつ立派なファイルにいれてもらって、年代順にきれいに並んでいるのです。

 

 

よその区では無造作に置いてあったり、

せいぜいクリアファイルにバーコードが貼ってあるくらいなのに

この特別扱いは、なんか感動ものです!

 

 

そして肝心の

「沿革図集的資料」ですが、残念ながら見つからず。


 

あえていえば、2002年

郷土博物館作成のこの資料

 

実はこれ、私が以前に文京区の図書館で借りてきたもので、

LIONのフラットファイルに綴じられていました。

カラーページはシールになっていて、

「製本するときに使ってね」ということなんでしょうけど

まるっと無視されてる~(笑)

 

そして、杉並区立中央図書館では

「見よ!こういう風に保存するのだ!」的にきちんと製本されていましたけど、

使用頻度を考えたら、フラットファイルで正解だと思いますけどね。

(でも製本やテプラ好きが多そうで、勝手に親近感を感じてしまいます)

 

面白い資料だけれど、特別展の資料ということなので

そこまで体系化はされていませんでした。

 

 

ただ、古くからの銭湯とか酒場とか商店街の資料、些末なものまで

このエリアには、なんでもきちんと保存していて、

それも、閉架でなく開架に置いてくれているので

(私は杉並区、それほどご縁がないのでハイにはなりませんでしたが)

今お住いのかた、幼少期を過ごしたかた、絶対に楽しいはず!

 

ほかには「西郊(文化)」という

区史の編纂員会が出している雑誌のタイトルが気になったんですが、

そういえば、来る途中、同じ名前の昭和初期からの旅館?がありました。

 

 

この地域のことを何でも知っていそうな佇まい。

 

私にはなにもわからないので、とりあえず

サイコウではなくセイコウと読むことだけ覚えて帰ってきました。