今年のアカデミー賞が決まりました。

下に速報をまとめましたが、

あまりに長いので、先に感想を書きますね。

 

「オッペンハイマー」が公開前だから何も言えないんですが

多分いい作品なんでしょう。そうだとすると

順当! 最近になく順当!

ではないでしょうか?

 

エマ・ストーンの主演女優賞と

ビジュアル系の3賞(美術・衣装・ヘアメイク)を

「哀れなるものたち」が独占したのがうれしい。
(メイクは「マエストロ」がきっと獲る気満々だったんでしょうけどね)

 

「落下の解剖学」の脚本賞もうれしい。

本来なら国際長編映画賞も確定だった気がするけど、

フランス代表の時点で落ちたので、受賞したのは

同じザンドラ・ヒュラーの「関心領域」でした。

 

マイナーですが、短編で「ヘンリーシュガー」が獲ったのもうれしい。

(Netflixはこれだけでしたね)

 

逆に撃沈したのは

「フラワームーン」「バービー」「マエストロ」「ナポレオン」あたりでしょうか。

「バービー」は主題歌でひとつ獲ってるけど、ケンの歌のほうじゃなかったでした。

(主題歌2曲って、そもそもOKなの?)

 

 

今現在の情報で、色分けも更新してみましたが、

急いでやったので、間違えていたらすみません。

公開中(公開済み)→ 赤字

公開予定 → 青字

配信作品 → 緑字

 

 

 

作品賞
American Fiction」(amazonプライム)
落下の解剖学
バービー
ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」(6月21日公開予定)
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
マエストロ その音楽と愛と
王冠2オッペンハイマー」(3月29日公開予定)
パスト ライブス 再会」(4月5日公開予定)
哀れなるものたち
関心領域」(5月24日公開予定)

 



監督賞
ジュスティーヌ・トリエ「落下の解剖学
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
王冠2クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー
ヨルゴス・ランティモス「哀れなるものたち
ジョナサン・グレイザー「関心領域



主演男優賞
ブラッドリー・クーパー「マエストロ その音楽と愛と
コールマン・ドミンゴ「ラスティン ワシントンの『あの日』を作った男
ポール・ジアマッティ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
王冠2キリアン・マーフィ「オッペンハイマー
ジェフリー・ライト「American Fiction



主演女優賞
アネット・ベニング「ナイアド その決意は海を越える
リリー・グラッドストーン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
サンドラ・ヒュラー「落下の解剖学
キャリー・マリガン「マエストロ その音楽と愛と
王冠2エマ・ストーン「哀れなるものたち

 



助演男優賞
スターリング・K・ブラウン「American Fiction
ライアン・ゴズリング「バービー
ロバート・デ・ニーロ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
王冠2ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー
マーク・ラファロ「哀れなるものたち

 



助演女優賞
アメリカ・フェレーラ「バービー
ダニエル・ブルックス「カラーパープル
王冠2ダバイン・ジョイ・ランドルフ「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
ジョディ・フォスター「ナイアド その決意は海を越える
エミリー・ブラント「オッペンハイマー

 



脚本賞
王冠2ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ「落下の解剖学
デビッド・ヘミングソン「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー「マエストロ その音楽と愛と
脚本:サミー・バーチ/原案:サミー・バーチ、アレックス・メヒャニク「May December(原題)」(2024年公開予定)
セリーヌ・ソン「パスト ライブス 再会

 



脚色賞
王冠2コード・ジェファーソン「American Fiction
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック「バービー
クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー
トニー・マクナマラ「哀れなるものたち
ジョナサン・グレイザー「関心領域

 



視覚効果賞
ザ・クリエイター 創造者
王冠2ゴジラ-1.0
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3
ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
ナポレオン

 



美術賞
バービー
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
ナポレオン
オッペンハイマー
王冠2哀れなるものたち

 



撮影賞
エドワード・ラックマン「伯爵
ロドリゴ・プリエト「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
マシュー・リバティーク「マエストロ その音楽と愛と
王冠2ホイテ・バン・ホイテマ「オッペンハイマー
ロビー・ライアン「哀れなるものたち

 



衣装デザイン賞
バービー
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
ナポレオン
オッペンハイマー
王冠2哀れなるものたち

 



長編ドキュメンタリー賞
「ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント」
「The Eternal Memory(原題)」
「Four Daughters(原題)」
虎を仕留めるために
王冠2マリウポリの20日間

 



短編ドキュメンタリー賞
禁書のイロハ」(WOWOW)
「The Barber of Little Rock(原題)」
「Island in Between(原題)」
王冠2ラスト・リペアショップ」(Disney+)
世界の人々 ふたりのおばあちゃん」(Disney+)

 

 



編集賞
ロラン・セネシャル「落下の解剖学
ケビン・テント「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ
セルマ・スクーンメイカー「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
王冠2ジェニファー・レイム「オッペンハイマー
ヨルゴス・モブロプサリディス「哀れなるものたち

 



国際長編映画賞
「Io Capitano(原題)」(イタリア)
PERFECT DAYS」(日本)
雪山の絆」(スペイン)
ありふれた教室」(ドイツ)(5月17日公開予定)
王冠2関心領域」(イギリス)

 



音響賞
ザ・クリエイター 創造者
マエストロ その音楽と愛と
ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
オッペンハイマー
王冠2関心領域

 



メイクアップ&ヘアスタイリング賞
「Golda(原題)」
マエストロ その音楽と愛と
オッペンハイマー
王冠2哀れなるものたち
雪山の絆

 



作曲賞
ローラ・カープマン「American Fiction
ジョン・ウィリアムズ「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
ロビー・ロバートソン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
王冠2ルドウィグ・ゴランソン「オッペンハイマー
イェルスキン・フェンドリックス「哀れなるものたち

 



長編アニメーション賞
王冠2君たちはどう生きるか
マイ・エレメント
ニモーナ
ロボット・ドリームズ」(秋公開予定)
スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

 



短編アニメーション賞
「Letter to a Pig(原題)」
「Ninety-Five Senses(原題)」
「Our Uniform(原題)」
「Pachyderme(原題)」
王冠2「War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko(原題)」





歌曲賞(主題歌賞)
“The Fire Inside”「フレーミングホット!チートス物語」(Disney+)
“I’m Just Ken”「バービー
“It Never Went Away”「ジョン・バティステ アメリカン・シンフォニー
“Wahzhazhe (A Song For My People)”「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
王冠2“What Was I Made for?”「バービー

 



短編実写映画賞
彼方へ
「Invincible(原題)」
「Knight of Fortune(原題)」
「Red, White and Blue(原題)」
王冠2ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語

 

ことしの勝ち組

 

 

日本からの2作品の受賞はいやでも耳にするからあえてスルーしましたが、

「ゴジラ-1.0」の視覚効果賞は順当だと思います。

 

それより言いたいのは

「ゴジラ-1.0」が日本アカデミー賞の「最優秀脚本賞」を受賞したこと。

「最低脚本賞」の間違いじゃ?と思いました。

監督賞や俳優賞は好みや時代の流れに左右されるけど、

脚本って、上手いか下手かは一目瞭然で、そんな番狂わせはなさそうなんですが・・

そしてカンヌで世界最高に認定された「怪物」の脚本が

候補すらあがらなかったことにも、なにか闇を感じます。

 

「日本アカデミー賞」の権威なんてたいしたことないけど、

とにかくあの監督がこれで変な自信をもっちゃって、

これからもへっぽこな脚本書き続けるなら

せっかくの「視覚効果」が台無しになるので、

これからはVFXに集中していただきたい!

 

どうもこれは少数意見じゃないようなので、

山崎監督、よろしくお願いしますね。