見る映画の判断材料にするため、
アカデミー賞とゴールデングローブ賞のノミネートと受賞作をウォッチして
「映画賞」のジャンルで書かせていただいていたのですが
最近(あくまで個人的な話ですが)自分の好みとかなり乖離してしまっているので
今後はカンヌやベネチアにシフトしようかなぁ・・・・と。
映画の最初にこのカンヌのロゴが映った作品はたいてい良作なので
もう最近では、このロゴに条件反射するようになった気がします。
今回は、試しに去年のカンヌの受賞作を書き出してみました。
去年の5月なので、もう8か月以上たっています。
出品されるのは劇場公開前の作品で、日本公開はさらに遅れるので
今くらいの時期にチェックするのがちょうどよいのかも。
ちなみに是枝監督の「怪物」はカンヌ受賞直後の6月に日本でも公開されましたが
そのほかのは一般公開には、ほんとに時間かかりますね~
出品作の一覧に
日本で公開済み 赤字
公開予定 青字
にしたうえで、受賞作品を太字にしたのが次のリストです。
(まちがっていたらすみません)
A Brighter Tomorrow(英題)ナンニ・モレッティ
About Dry Grasses(英題)ヌリ・ビルゲ・ジェイラン ➡ 最優秀女優賞
落下の解剖学 ジュスティーヌ・トリエ ➡ パルムドール
アステロイド・シティ ウェス・アンダーソン
Banel & Adama(英題) ラマタ・トゥーレイ・シー
Black Flies(原題) ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
Club Zero(原題)ジェシカ・ハウスナー
枯れ葉 アキ・カウリスマキ ➡ 審査員賞
Firebrand(原題)カリム・アイノズ
Four Daughters(英題)カウテール・ベン・ハニア
Homecoming(英題)カトリーヌ・コルシニ
エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命 マルコ・ベロッキオ
La chimera(原題)アリーチェ・ロルヴァケル
Last Summer(英題)カトリーヌ・ブレイヤ
May December(原題)トッド・ヘインズ
怪物 是枝裕和 ➡ 最優秀脚本賞・クイアパルム賞
PERFECT DAYS ヴィム・ヴェンダース ➡ 最優秀男優賞・エキュメニカル審査員賞
The Old Oak(原題)ケン・ローチ
ポトフ 美食家と料理人 トラン・アン・ユン ➡ 最優秀監督賞
関心領域 ジョナサン・グレイザー ➡ グランプリ
青春 ワン・ビン
映画祭から時間はたってはいますが、
とりあえず受賞作は日本でもちゃんと公開されるんですね!
例外は唯一、上から2番目の「About Dry Grasses」。
東京フィルメックスでは上映があったそうですが、今のところ一般公開は決まっていないようです。
「雪の轍」の監督作品なので、上映があったらすぐに観たいです。
カンヌはアカデミー賞のような「既に公開された映画の優劣を競う」ものではなく
未公開の作品を観て楽しむ「映画祭」なので、いろいろシステム違うんですね。
たとえば、今公開中のジョニー・デップの「ジャンヌ・デュ・バリー国王最期の愛人」にも
しっかりカンヌマークが入っているんですが、出品作のリストにはなくて、
よく見たら、「コンペには参加しないけど、上映はする」というものらしいです。
それから、北野武監督の「首」と、今日から公開の
ビクトル・エリセ監督の「瞳をとじて」は「カンヌ・プレミア部門」での上映。
最高賞パルムドールを争うコンペティション部門では、まかないきれない良作、
具体的には、より世界の歴史・民族・風土・生活習慣・信仰など現代社会を取り巻くテーマを描く
ワールドシネマにフォーカスした作品が選ばれる部門。
という説明ですが、私の頭では理解できません。
これって出品したなかから
「あなたのはプレミアに回ってね」と言われるのか、最初から
「プレミア枠で上映するのでカンヌにきてね」と言われるのか??
あと「ある視点」部門にも多数出品があり、そこまで書いているとキリがないので
とりあえず、コンペに参加する作品だけを書き出させていただきました。
知らないことだらけで、失礼しました。恥ずかしい・・・