今日、神保町をぶらついていたら、
この張り紙に遭遇。
えっ!!
古賀書店は大正創業の老舗の音楽専門の古書店で
音楽ボランティアをしていたころは、ここに古い楽譜を探しに来たりしていました。
おとなりの矢口書店も映画専門なので、私にもなじみ深いお店です。
その二軒が軒を分け合ってはいっているこの建物。
(関東大震災でこの一帯は壊滅的被害をうけたので)
昭和3年の建築ですが、戦災を生き延び
もうすぐ100年になるような、古い建物の多い神保町でも
ひときわ目を引く魅力的な看板建築。
老舗古書店の閉店も残念ですが、
この建物がこの先どうなるのか、それも気になります。
神保町の書店のことはブログにも少しずつ書いていますが
ここは「大トリ」にするつもりで温めていたのに
まさか、閉店しちゃうとは思いませんでしたよ!
↑これは今日の様子
ともかく「矢口書店」と、お隣の「篠崎運送店」には頑張ってほしいです~
さくら通りにかけて今も残っている100年選手は、
もうここくらいになってしまいましたから。
(このことはまた後日・・・)
最近「東京のかわいい看板建築さんぽ」という本を読んだのですが
そのなかにももちろんここのことは書いてありました。
まあそれは当然でしょうけど、
もうひとつ、すずらん通りの「光風館ビル」というのがあって、
なにそれ?
と思ったんですが、
なんと、「小諸そば」のお店の入っている建物でした。
ビルというより二軒長屋じゃないですか!
本の中では、ファサードやパラペット(胸壁)、コーニス(軒じゃばら)といった
用語の説明にこの建物が使われるくらい、典型的な看板建築だったんですね!
この場所は昔からよく来ていたのに、
「紙の高岡商会」の建物(ここは本の背みたいな外観が有名)が無くなったあとも、
隣にこんな建物が残っているとは思いもしませんでした。
ネットで探したら、「小諸そば」の前には別の蕎麦屋とかスポーツ用品店が入っていたようです。
おぼえていないなぁ
↑これは5年前のGoogleストリートビューより
そして左隣には、おにぎり店をはさんで、
みんな大好き「キッチン南海」がありましたが、2年前に閉店。
安くておいしくてボリュームがある人気店だったので、
その時はけっこうなニュースになりました。(今は別店舗で営業中とか)
これが今日のようす↓
「紙の高岡」の場所は立派なビルになり、キッチン南海の場所は工事中。
「光風館ビル」ひときわ映えていますね!
お昼どきでお店はけっこう混雑しており、
そっとエールを送ってここを後にしました。
工事といえば、書泉グランデの裏、元鶴谷洋服店のとなりのLADOが工事中でした。
ここのファサードもいい感じですよね。
↑ これは10月の古本市のとき
↑これは今日
外観はいじらずに内装だけのようで安心しましたが
どんなお店になるんだろう?