「ハリー&メーガン 後半」 2022(令和4)年12月15日配信開始 ★☆☆☆☆

 

 

後半の配信がはじまったので、さっそく一気見しましたが、

相変わらず、3つに分ける必要あった?というレベルの薄~い内容。

 

時系列というわけでもなく、

3つのエピソードの違いがよく分からなかったので

Netflixの画面を貼り付けてしまいました。

あらすじもこれで省略しようとしたけど、

ちょっとだけ追加しますね。

 

[エピソード ④]

2018年5月19日 ハリーとメーガンの結婚式

参加できないメーガンの父にかわって

チャールズがバージンロードを歩いてくれ、

ゴスペルの聖歌隊が式を彩り、多くの国民の祝福を受けます。

ただ、ふたりの人気が高まるにつけ、ネガティブな報道も多くなり、

「父への態度が悪い」と見ず知らずの人にまで苦言をいわれるように。

「突然飛び込んできた新しい生命体に対応しきれていなかった」

とメーガン。

 

王室では、出産のときは

退院時にセントメアリー病院の階段の前で短く会見し

生まれてすぐの王子(王女)をお披露目するのが慣習でした。

 

 

メーガンも2019年5月に第一子アーチーを出産しますが、

生まれてすぐのわが子を人前に出すことを拒否し、

会見も後日ウィンザー城の室内で。

このことにも賛否両論が寄せられました。

 

アーチー4か月のときに南アフリカを訪れますが

宮殿側はメーガンの発言でなにか地勢的な争いが起きやしないかと心配。

このときはオフィシャルなドキュメンタリーの取材が入り、

メーガンの体調をきづかうインタビュアーに対して

(たしかに自分は)疲れていると発言。

「すなわち、メーガンは宮殿では歓迎されていなくて落ち込んでいる」

と人々は受け取りました。

 

[ エピソード ⑤]

メーガンの父がタブロイド紙で王室批判をくりかえし、

メディアの介入で父との関係が悪くなったメーガンが女王に相談。

「手紙を書いたら?」といわれ、父に手紙を送るも

受領のサインは別人のもの。

そしてメーガンの送った手紙がメール紙に掲載されてしまいます。

 

個人のプライベートな書簡を勝手に読んだり公開するのは違法なので

メール紙を訴えますが

逆に2人に対する批判の声が強まり、パパラッチからも追われる毎日。

ハリーは父チャールズにカナダに移住したいと申し出ます。

 

メーガン抜きでサンドリンガムで話し合いを重ねますが

兄ウィリアムが完全に組織側の立場になっていることにショックを受けます。

メーガンは参加していないのに

「海外移住はメーガンのたくらみ」といわれ「メグジット」という言葉が生まれます。

 

[エピソード⑥]

カナダ移住後も、すぐに自宅の場所がバレて、執拗なパパラッチに追われたため

友人のタイラー・ペリーが提供してくれた山の上の邸宅に極秘で移動。

ここも当初は広い庭で自由に遊べたものの、バレるのは時間の問題でした。

メール紙との訴訟のストレスでメーガンは流産。

2021年6月に生まれた第2子のリリベット・ダイアナは

金髪で青い瞳で、亡き母にそっくりでした。

 

メール紙との訴訟には勝ちましたが、

ショックだったのは、王室の元広報官が

メール紙に有利な証言をしたこと。

メーガンが父に出した書簡の内容は王室も把握していて

これはプライベートな手紙ではなく、後に公開されることを

前提としたものだった、と。        (あらすじ ここまで)

 

 

実は、こんな長いブログを書いていて恥ずかしいんですが

私はハリーとメーガンのこと、ほとんど何も知りませんでした。

結婚式の動画もニュース映像でちらりと見た程度。

ドレスのデザインとかはなんとなく覚えていましたが、

式の雰囲気をこのドキュメンタリーではじめて知りました。

 

すばらしい式じゃないですか!

アフリカ系の招待客も多くてまさにダイバーシティの構図。

ゴスペルの聖歌隊もすばらしかったし、

バージンロードでメーガンをエスコートする義父チャールズの暖かさが伝わって

ちょっと泣きそうになりました。

 

日本の結婚式だと、宗教はかなりいい加減ですけど

伝統ある英国王室の結婚式でイレギュラーなことをするのって大変なことだと思うんですが

なんて懐が深いんでしょ!

・・・と私は思ったんですけど、ふたりはそうでもなかったのかな?

 

メディアもこのころはけっこう二人を持ち上げてましたけど

それって「ご祝儀相場」みたいなもので、真に受けたらダメだと思うんですけどね。

 

そういえば婚約が決まった頃は

メーガンのことをメディアは「ハリウッド女優」と紹介してたのに

私は聞いたことない人だったから、何に出演しているのか、あわてて調べたら

「別に知らなくても恥ずかしくないレベル」の女優でした。

ちょっとサービスで持ち上げただけなのに

ご本人はすっかりその気になって

「王室はハリウッドに偏見がある」とか

「ハリウッド代表」みたいな物言いをしていて、前回ちょっとあきれました。

 

今回もそういうシーンがいくつかあって、

移住するときの飛行機の客室乗務員から

「我が国のために今までありがとう」といわれ、

「私の祖国でもない国の人にここまで感謝されてる」

と胸が熱くなったそうです。

え、それってリップサービスですから!!

 

インタビュアーに

「疲れていませんか?体調は大丈夫?」

と心配されて、そんなこと言ってくれる人、今までいなかったから

うれしくなって本音を漏らしてしまった、とか、

私なんかがいうのもアレですが、幼稚すぎて話にならないなぁ。

 

自分たちは、旧態依然の王室を変革するのが使命

みたいなことも、多分まわりで焚きつける人がいるんでしょうけど、

(私なんかにいわれたくないだろうけど)

まずは自分たちが信頼を得るところからやっていかないとね。

 

「王室は突然飛び込んできた見ず知らずの生命体に対応できなかった」

とかいってたけど、

「郷に入れば郷に従う」努力もせずに

「自分が受け入れられて(配慮されて)当然」と思ってはダメです。

これはべつに「王室」でなくても、一般的な世間の常識。

(前編で「私はあらゆる努力を重ねてきた」といってたけど

ドレスの色をかぶらなくすること以外記憶にないんですけど・・・)

 

 

退院時の取材拒否も、フェミニズム団体からはきっと絶賛されたんでしょうけど

プライバシーを主張することで

逆にパパラッチに追われるのはわかりきってると思うんですが。

 

父や義姉の卑しい行為も、

自分の身内なのにあそこまで被害者面できるのにもびっくり。

悪いのはすべてメディアで、苦しんでいるのは自分で・・・

それで女王に泣きつくとか、もし報道で聞いてたら嘘だと思うようなことを

自分でしゃべってましたからね。

 

これ見て

「メーガン、かわいそうに 悲しい 」って思う人、どのくらいいるんだか・・・

 

 

 

前編はいろいろな意味で「期待外れ」だったし、

後編に望みをつないだんですが、やっぱり回復はなりませんでしたね。

 

私はオオカミの群れに放り込まれたエサだった

という発言が予告編の「目玉」みたいになっていましたが、

「オオカミ」が王室だったらスキャンダラスだけど

これは「マスコミ」や「タブロイド紙」や「パパラッチ」のことのようで

別にたいしたことない発言でした。

あ、それとも「(オオカミの中に自分を)エサとして放り込んだのが王室

という意味だったのかな?

いずれにせよ、口にすべきことではありません。

 

 

最後の方で、

「自分たちを擁護すべき元広報官がタブロイド紙に有利な証言をした」

「担当者の判断ではできないから、王室の主要メンバーの指示があったにちがいない」

あたりが、多少挑発的だったかもしれませんが、たいしたことないかな?

 

それより、これだけ申し分ない条件でドキュメンタリーを作って

世の中の人の理解を得られなかったのなら、彼らにとっては失敗だし

1月10日に出版予定の本も売れないだろうな、お気の毒だけど。