ギンレイホールの上映作をチェックしようとサイトを開いたら

いきなり「11月27日に閉館」のお知らせがあってびっくり!

これ、ニュースになっていましたっけ?

「岩波ホール」よりもずっとショックなんですけど・・・・

 

と思ったら、入居するビルの建て替えのための立ち退き、とのことでした。

ただ移転先もまだ決まっていないようで、ちょっと心配は残りますが。

 

 

ギンレイホールのことは度々書いていますが、

これは、6年前、

8年間会員だった、シネマクラブをやめようとしたときに書いたものです。

 

 
やめる、といっても、なにか腹が立ったことや不満があったわけではけっしてなく、
ここの上映作と好みがあいすぎて、ほとんどがすでに観てしまった作品で、
年間10本程度の鑑賞では、サブスクで支払うメリットがなくなってしまったからです。
 
最近は映画館で観る本数がめっきり減りましたが、
それでも来週からの上映作は、全部すでに鑑賞済みのものです。
 
ほらね!
 
それでも、「雪の轍」とか「セバスチャン・サルガド」とか、ここでやっていなければ
きっと出会えなかった作品を観られたことには感謝しています。
特に岩波ホール上映のものは、他では見られないし、レンタルにもならなかったりするので
ここがあったおかげで観られましたし、
オールナイトで朝まで観て、始発の地下鉄で帰る、なんて経験も何度かすることができました。
 
 
ただ、ユーザビリティは(仕方ないことだけど)けっして高くないです。
 
コロナ以降は全く足を運んでいないので、今の状況はわかりませんが、
とにかく、行列に並ぶ、並ぶ・・・
人気作だと駅の入口の階段下まで入場の列ができるし
それとは別に女子トイレの行列が公道まで続いていましたからね。
 
今はほぼすべての映画館でネット予約できるから、
映画館のチケットを買うのに並ぶ、とかほとんどなく、
むしろもう、昭和の名残を感じてしまう、貴重な光景なのかもしれません。
ここ以外で記憶に残っているのでは、銀座シネスイッチの大行列や
池袋のシネマロサの「カメラを止めるな!」のときの大行列がありましたけど
今は名画座以外でネットで予約できないのは、シネマロサくらいになりました。
 
 
透明ドアの外はもう神楽坂の公道。
そしてこの右側は、もうホールの入口です。
 
この階段の下がトイレ。手すりが剥げています。
 
次回作の「MIT」と「マッドマックス」のポスターですが、
多分この2作品とも、すでに都内でのロードショーが終わっているのですが、
たまにまだ公開中の作品の時があって、そういうときは
「まだタイトルは公表できないので、いわないでね」
みたいなことが書いてあったような気がします。
 
こういう手書きのタイトル看板もいいですよね~
 
サブスク制度は残すとしても、年に1万円(税抜き)は
いくらなんでも安すぎますよね。(すべて見たら、1本約200円!)
移転後は値上げをしたとしても、
トイレ問題ふくめ、もうちょっと快適さを向上させてくれたら嬉しいです。