最近、でかけるたびに東京の激変ぶりについていけず、
帰ってくるとぐったりしてしまいます。
これは年齢による脳の劣化もあるでしょうが、
昔のことをへたに知ってるから、より混乱するのかもしれません。

東京の街の変化をテーマにした定点観測ものの写真集がよく売れているようで、
私も自分で撮った写真を編集したりもしてみたんですが、
むしろ「変わってないところ」を見つける方が面白いかも?
と思うようになりました。

たとえば、これは
『東京タイムスリップ1984⇔2021 』に掲載されていた1980年代の渋谷の写真です。

 

 

中央の「旅館 秋元」はこの後、なにになるでしょうか?

というクイズで、

答えは「渋谷LOFT」なんですけど、

私としては、この右側の「渋谷パレス座」が気になってしまうな~

           (「インディー・ジョンズ」やってる!)

 

 

 

上の写真では、すでに旅館からLOFTに建て替えられてるみたいですが、

この後、パレス座のほうも建て替えられて、

ビルの6・7階に「渋谷シネパレス」としてオープンします。

(入り口は「間坂(まさか)」を上がった右側になりますが、場所は同じ)

そして、閉館後はその跡地に「シネクイント」が・・・・

 

ああ、失礼しました。

今日のテーマは「変わらない景色」でした。

 

 

この赤枠の外階段のある黒っぽいビル

(電柱で見づらいですが「渋谷ブラザービル」と書いてあります)は

なんと今もあるんですよね~!

 

 

今は1階に「PRONTO」が入ってるみたいですが、ビルはそのまま。

40年て、「たかが40年」ですけど、激変の渋谷にあっては

「されど40年」ですよ!

 

40年前は渋谷も電柱だらけだったのにもびっくり。

 

ちなみに、映画館なんて渋谷では10年続けばいいほうで

東急文化村の「ル・シネマ」(1989年)の33年

そして、「渋谷TOEIの7階の方」(1993年)の29年

渋谷では30年続けば「超老舗」となっちゃうんですね。

 

そんなわけで、(歴史的建造物とかじゃないけど)

ひっそりと変わらずにたたずんでいるサスティナブルなものを見つけて

時々書いてみたいと思います。