かつて「GOO映画」というサイトがあって、

ここのあらすじはネタバレしない程度にくわしかったので

私のブログでも毎回引用させていただき

本文には自分の「感想」だけをかいていました。

 

 

 

2013年3月でGOO映画が撤退してしまったあとは、

「シネマ・トゥデイ」のあらすじを拝借していたのですが、

情報が物足りない分、本文中に自分なりのあらすじを書くようになりました。

コロナ禍で鑑賞本数が減ってからは、

あらすじ部分がグングン長くなって今に至っているのですが、

なんか最近、

シネマ・トゥデイのあらすじ、おかしくないですか?

 

最近だと、たとえば「悪なき殺人」では

 

フランス。

山間にある人里離れた町で、吹雪の夜に一人の女性が失踪し、何者かに殺されて見つかる。

農夫のジョゼフ、彼と不倫しているアリス、その夫であるミシェルが疑われるが、

彼らはある偶然の出来事で事件とつながっていたのだった。

事件はアフリカのコートジボワールにまでつながっていき、

やがて思わぬ方向に向かう。                         (シネマ・トゥデイ)

 

下線部、

まず、女性は失踪したけど、事件性も不明で、遺体は本編中では発見されていません。

それに、ジョゼフがなんとなく疑われてる感じはありましたが、

ミシェルとアリスはこの時点で容疑者になるわけないし、

そもそもアリスは事件とつながってないし・・・・

 

ほんとうにこれ書いた人、映画を観たのか疑わしいです。

 

 

 

 

そして昨日書いた「パワー・オブ・ザ・ドッグ」でも

 

(中略)ローズに心を奪われるフィルだったが、

弟のジョージ(ジェシー・プレモンス)が彼女と心を通わせるようになって結婚してしまう。

二人の結婚に納得できないフィルは弟夫婦に対して残忍な仕打ちを執拗(しつよう)に続けるが、

ある事件を機に彼の胸中に変化が訪れる。             (シネマ・トゥデイ)

 

 

フィルがローズのことを一貫して嫌っていたことは、原作を読まないと断定できない?

と思って、もう一度配信を観たんですが、読まなくたって断定できますよね。

そもそも彼は女性に興味ないし、ローズはフィルの一番嫌いなタイプですよ。

それから「弟夫婦」に対して残忍な仕打ちというのもまちがい。

ジョージに対しては、自分に「無断で」結婚したことには怒ってるけれど、

彼の幸せを誰よりも望んでいるのはフィルだと思います。

 

かってに引用しておいて、文句言うのも失礼だけど、

ほかの映画サイトもこんなにひどいのか、暇なのであちこち見てきました。

 

なかにはけっこうインチキなのもありましたね。

「シネマ・トゥデイ」は当然最下位ですけど(笑)

めっちゃ上から目線で評価していきたいと思います。

 

 

 

 

 

ダイヤグリーン第5位  「シネマカフェ」   これはひどい!

 

大牧場主のバーバンク兄弟はある日、

地元の未亡人ローズと、その息子ピーターと出会います。
その後、ジョージはローズの心を慰めて彼女と結婚し、家に迎え入れることに。
これにショックを受けたフィルは、すべてを壊そうと、残忍で執拗な攻撃を仕掛けます。
しかし、とある事件をきっかけに、
そんな残酷な男フィルにも、

人を愛することの可能性が芽生えていくことにーー。
 

まず、なんでフィルを「残酷な男」だと決めつけるんでしょ?

彼は特定の相手をひどく傷つけるような行動をとるけれど

それは彼の立ち位置にある人間の必要悪であって、

リアルに残酷なのはむしろ〇〇のほうです。

 

「人を愛することの可能性が芽生える」ってなんのこと?

フィルは(ノーマルな形じゃないけど)、誰よりも「愛を知り、愛に苦しむ男」ですよ。

 

 

 

ダイヤグリーン第4位  フィルマークス      ここまでが「アウト!」ということで・・・・

 

 

 

カリスマ的存在で周囲から恐れられる牧場主フィル・バーバンク 。
ある⽇、
弟が妻だという⼥性 とその息⼦ を家に連れてくる。
2⼈に対し酷い仕打ちを重ねるフィルだったが、

やがて⾃分の中にある愛が何なのかを突き付けられる。

 

 

なんか一部フォントが変なのは、どっかの国にアウトソーシングしてるのかな?

                       ↓

日本語も変!

「妻だという女性を連れてくる」って、フィルはローズと面識あるし、

自分の中にある愛が何なのかとか、百も承知ですけど・・・・

 

 

 

ダイヤグリーン第3位 ぴあ映画生活  誤字があったけど、これ以降は許される範囲です

 

 

周囲から恐れられる牧場主のフィル・バーバンクとその弟ジョージ。
ある日、彼らは未亡人のローズと、その息子に出会った。
やがて、ジョージはローズと結婚するが、フィルはそれが気に入らずにいた。
そして、彼はローズやその息子に酷い
仕打ちを重なるが……(原文ママ)

 

 

第4位のもそうですが、

「周囲から恐れられる」というところに若干違和感。

たしかに威圧的な態度はとるけれど、そうでなければ

荒々しいカウボーイたちを束ねることはできません。

「畏れられる」だったら、ちょっとマシになるかも。

バーバンク夫妻(両親)にとってフィルは自慢の息子だし、

フィルのいない食事会はホントに退屈だったんだと思います。

 

あと、素人のブログならともかく誤字はだめだよね。


 

 

ダイヤグリーン第2位 映画コム    ほぼOK!

 

大牧場主のフィル・バーバンクと弟ジョージの兄弟は、地元の未亡人ローズと出会う。

ジョージはローズの心を慰め、やがて彼女と結婚して家に迎え入れる。

そのことをよく思わないフィルは、

2人やローズの連れ子のピーターに対して冷酷な仕打ちをする。

しかし、そんなフィルの態度にも次第に変化が生じる。

 

この短い文のなかにフィルやジョージのキャラクターを

無理していれないのは良いと思います。

(説明しきれないし、へんな先入観を与えるから)

ただ、後半、ジョージとローズへの対応を「2人」といっしょくたにするのはダメ!

 

 

 

ダイヤグリーン第1位   ムービーウォーカー   パーフェクト! 

 

威圧的だがカリスマ性に満ちた牧場主。
弟の新妻とその息子である青年に対して冷酷な敵意をむき出しにしてゆくが、
やがて長年隠されてきた秘密が露呈し...。

 

 

すごい!文句のつけようがありません・・・・

と思ったら、Netflixの作品紹介のコピーでした。

 

 

おかしな紹介をするくらいなら、これの丸写しの方が誠実かもね・・・

 

 

 

私のブログにもいろいろでたらめを書いてるので、

「どの口がいう?!」

といわれそうですが、その辺は素人の個人ブログで許していただくとして・・・・

それにしても、たった数行の映画紹介がここまでテキトーだと

信用できなくなりますね。

ほかの作品でもやってみようかな?

自分のことを棚にあげて、いろいろ勝手なことをいうのは楽しい~♪(笑)

 

 

 

「パワー・オブ・ザ・ドッグ」は、説明を控えて、

「観客に判断をゆだねる」タイプの作品なので、

なかなかの仰天説もとびかっています。

 

● 横恋慕説      (フィルはローズが好きなのに、ブサイクな弟に取られて嫉妬してる)

● シリアル・キラー説  (ピーターは殺人鬼で、父のジョニーを殺したのも彼)

● 近親相姦説     (ピーターは母をローズと呼んでいて、ふたりは肉体関係がある)

・・・とかいろいろ

 

個人ブログやTwitterでつぶやくならともかく

けっこう自信もって書いてるプロのライターさん(?)とかもいてびっくり。

 

 

そういう私も、

(最後の夜に)「フィルとピーターは結ばれた(多分)」

とか書いちゃいました。

タバコに火をつけて回し飲みするときのピーターの目がすごく妖艶で

あの所作からはいかにも

「オッケーよ~ん♡」といってるように思ったんだけど違うかな?

 

ただあの時、フィルは炭そ菌の生皮にばっちり触れており、

場合によっては、ピーターにも危険が及びますからねぇ・・・

 

だけど、たとえば

「ピーターの細くて長い指がフィルのあの臭そうな髪や髭をなでなでして

フィル悶絶!」程度なら、あり得ると思うんだけどなぁ・・・・

 

まったく意味のない妄想話で、失礼しました。

 

 

 

結論といたしまして、

次回からは自分のブログに「映画サイトのあらすじ」を転載することはやめ、

自己責任であらすじを書き、そのあと感想を加えることにしますね。