ポレポレ東中野。
日本のインディペンデント映画や社会派の作品を全くブレずに粛々と上映しているミニシアター。
いつも心のどこかに引っ掛かっていたんですが、やっと、やっと行くことができました。
東中野の駅前で、交通の便もいいのに、なんで行けなかったのかな?
階段を下りて行って、地下二階がチケット売り場になります
2時間前にチケットを買いに行った時は人がいなくて写真とれましたが、開演直前に行った時は
このあたりもすごい人数の人であふれていました。
ここは入れ替え制で、全席自由席の整理券方式。
ネットでは予約できず、(前売り券も含め)当日整理券をゲットして、その番号順の入場となります。
張り切って早めに行ったので、私の整理番号は7番でした。
それにしても、映画のチケットにタイトルも書いてないのって、はじめてです。
日付と その日の上映の順番(2番目の上映)、そして、整理番号だけしか書いてません。
シンプルすぎてびっくりですね。
そして、一番びっくりしたのが・・・・
ホールが立派!!
ってこと。
100人ちょっとしか入らないホールだから、全く期待していなかったんですが、
まずスクリーンがデカい!(WIKIによると、一人当りのスクリーン面積が日本一の映画館だそう)
雰囲気は「ユーロスペース」とか「イメージフォーラム」に近いけど、座席の快適さはここが一番。
小さいドキュメンタリーだけじゃなくて、シネマカリテやシネスイッチでやるようなヨーロッパ映画も見てみたいな~
前の人の頭で字幕が見えない新宿武蔵野館は、ほんとにここの爪の垢を煎じて飲むべきです!
それから、WIKIを見てもう一つ発見したことが。
オーナーの本橋成一さんの名前に聞き覚えあると思ったら、
「アレクセイと泉」や「ナージャの村」の監督で、本も出している人でした。
実は、このブログを始めた頃、「アレクセイの泉」の絵本の感想を書いた記事が、なぜか一日2000アクセスもあり
嬉しいんだけど気味悪かった記憶があります。
ホントにつまんない記事なんですよ→こちら
それから、これもWIKIに書いてあったんですけど、本橋氏は1940年東中野生まれ。
まさに地元に映画館をオープンさせたんですね。
そしてここが現在、中野区でただひとつの映画館だそうです。
中野といえばサブカルチャーの聖地。
なのに、映画館がひとつしかないって・・・・・いいのか?
昔、中野駅のそばには
南口に東映封切館の「中野東映」、名画座の「中野名画座」があり、
北口のブロードウエイのあたりには「中野武蔵野館(ホール)」が平成16年まであったのに・・・
ポレポレは良い映画館だけど、上映作品がかなり偏っているし、ネット予約も指定もとれず、
曜日サービスもなくて、回数券があるくらい。
もっと若い人たちが気軽に入れる映画館があればいいのに、と思います。