東京スカイツリーの開業もいよいよ来月となりました。

全く個人的な話で恐縮ですが、実は(前にも書いたことありますが)

その辺は私の幼いころの遊び場で、当時を思い出したくて

このあたりの昭和30~40年代の住宅地図をずっと探していたのです。

 

ひところのレトロブームでたくさん出版された「30年代地図」では

建物の位置関係まではわからず、

図書館で検索しても、古い住宅地図の所蔵はほとんどなく、

あっても禁帯で取り寄せ不可、

国会図書館から取り寄せてもおそらく館内閲覧コピー禁止だろうな~と・・・

 

で、行ってきました。

墨田区立緑図書館。

すべての地域がそろっているのは

住宅協会東京支所地図部発行の昭和36年版で、コピーも可能だそう。

あっけないほどあっさりと渡してくれました。



読んで♪観て♪

 

もう何時間眺めていても楽しいですね、

当時住んでいたのは官舎でしたが、意外なことに個人名までしっかり表示。

お隣さんや通ってた銭湯とか、周囲のほとんどが既に取り壊されて

昭和60年の地図からは消えていたから

すごく興奮してしまいました。

 

ほかの人には興味ないと思うのでもうやめますが、

青山や代官山で有名な同潤会アパート、あの第一号はここの「仲之郷アパートメント」で

その中庭の児童公園でいつも遊んでいたので、それも懐かしい・・・

線路の南側には王監督のお父さんのやっていた「中華五十番」

昔に連れて行ってもらったお店の位置も確認できました。

 

今はネットで簡単にたくさんの情報が入手できるけれど、

GOOGLEでもゼンリンのサイトでも

50年以上前の住宅地図はかなり無理ですよね。

 

スカイツリー開業で、今一番旬のスポットだから、ガイドブックもたくさん出ていますけど、

「食べ歩き」的なものばかりで、出来て日の浅いお店がほとんど。

なんかもっと歴史を感じられるような本は出ないのかな?

 

名にしおわば いざ事問はむ 都鳥

           わが想う人は 在りや亡しやと

あの都鳥の歌で有名な在原業平を由来とする

東武線の「業平橋駅」を「東京スカイツリー駅」にしちゃうくらいだから、期待はできませんね。

 

(追記) 

その後、中央区京橋図書館で同じ時期の住宅地図を
閲覧・コピーすることができました。
自区の古い住宅地図の扱いは、23区でもかなりまちまちで
私の住んでる区は最低レベルなんですが(笑)
京橋図書館はほかの区のものまで(複写のものもありますが)
保存してくれているので、探していらっしゃる方はぜひ。
利用者カードはなくて大丈夫です。
 

 

 

間もなく移転になるので、お急ぎください!

 

(追記の追記)

22年の12月に「本の森ちゅうおう」に移転しました。

 

 

 

 

私は移転前の京橋図書館が大好きだったので、

がっかりする部分の方が多いんですが、

住宅地図(昭和30・40年代)に関しては、前より便利になりました。

 

①閉架ではなく、開架の一般参考図書の棚に移ったので、

自由に閲覧でき、コピーできる。

②きれいに製本しなおしてくれたので、

本の取り扱いが楽になった。