これも以前の職場での話
そう考えると、あの職場は話題の宝庫だわ
今日は天然な上司
通称:なかじーのやらかし集
なかじーは主任とういう役職がついているにも関わらず
物凄く仕事ができない、遅い
だいぶ失礼な言い草だけとこれは間違いない
そして人をイライラさせる天才だと思う
プロフィール
通称:なかじー
独身
見た目年齢55才くらい
低身長、低収入
小太り
色白のハゲ(髭は物凄く濃い)
まさにこんな顔である
特技:1秒間のまばたきが半端ない
今思い出せる、なかじーのプロフはこのくらい
まぁ、なにをやらしても仕事が遅い
急ぎの発注があっても
確認して、確認して、さらに確認してからとなる
(早くやれと 心の声はだだもれだ)
発注の途中で不安になると
電話を数時間でも保留にして、また確認作業をする
(一回切れよ と何度思ったことか)
自分でやった方が速いのだけれど
役職がついているっていう強みがね
そんな、なかじーの
長所をあげれば温厚なおっさんだ
怒っているところを見たことがない
どんなに周りから切れられようとも
主張するのは、まばたきの回数くらい
やっぱ人ってどこかしら、いいとこあるもんです
ある年の冬、ちょうど今くらいの時期
なかじーと、きーちゃんと私の会話
私 「そろそろお客さん用にカイロ必要じゃない?」
き 「あー!そうだね。早めに注文しとかないとね」
な 「・・・・・・」
私 「1,000個で足りる?」
き 「安くなるならもう少し2,000とかでもいいかな」
私 「そうだね、悪くなるもんでもないし春先まで使うでしょ」
な 「・・・・・・」
き 「業者あたっとく?」
私 「お願い!じゃあ私、購入依頼書つくるわ」
な 「・・・・・・」
と、ここまでの会話で一度も参加せず
私 「あっ、きーちゃんさー、カイロ貼るタイプのが良くない?」
き 「確かにね。そのほうがうちのお客さんの場合、使いやすいかもね」
私 「でも、貼るカイロだと高いかな」
き 「んーどうだろ、交渉次第じゃない」
ここで私たちの視線はなかじーへ
私&き 「じゃ、交渉よろしく~」
な 「えっ?僕が?」
私&き 「そりゃそーでしょー」
そのくらいやれよとは言いませんでしたが
な 「で、あのぉ~ そのカイロって・・・」
私&き 「今はなしてた通りですよ」
聞いてなかったのかよ
な 「すいません僕、カイロってよくわからなくて」
私&き 「 ・・・。」
な 「もちろんこれから使うんですよね?」
私&き 「そうですよ、寒くなってきてますからね」
な 「でもぉ~」
モジモジすんなよ
私&き 「なんかおかしいことあります?」
な 「これから冬になっていくのに」
私&き 「だから頼むんですが」すでに半ギレ
な 「そうですよねぇ・・・・」
私&き 「ええ!そうですよ」
な 「でも二人とも春用カイロって言ってませんでした?」
な 「思い切って言います。カイロって冬用じゃないの?」
えっ何が
完全に真顔で迫ってくるなかじー
もういいよ、わかった
うちらのイントネーションが悪かったんだね
その後、こっそり業者に
カイロって春用と冬用があるのか
聞いていたのは言うまでもない
おそるべし天然すぎる上司