ウソを見抜く力 | お庭ローズガーデン化計画

ウソを見抜く力

アメリカの心理学者ディポーロは、こんな心理学実験を行いました。
恋人たちを集め、その片方の前に、ものすごく魅力的な異性の写真を見せました。
そして「あなたのパートナーにたいして、今の写真の人物は、ぜんぜん魅力的でない人だと説明してください」と伝えました。すなわち、恋人にたいして、ウソをつくように伝えたわけです。
そしてこのとき、パートナーである恋人は、どれだけそのウソを見抜けるかどうか調べたのです。
その結果。「長くつきあっているカップルほど、相手のウソを見抜けない」ということが分かったのです。
もちろん、「相手に冷めてるから、ウソかどうかに興味が無くなってるんじゃない?」
というドライな考えをすることもできるでしょう。しかしこの結果にたいして、ディポーロらは、
「ウソを見抜けないからこそ、長続きするのではないか」と考察しています。

恋愛が長続きしない人は、「浮気を経験する」⇒「疑い深くなる」⇒「ささいなことで、浮気を疑う」⇒「相手は疲れて離れたり、浮気に走る」⇒「より疑い深くなる」というマイナスのスパイラルにハマっている可能性があります。
逆に、うまく行く人は、「浮気をされないor浮気に気づかない」⇒「心に余裕を持てる」⇒「相手のすべてをいい方向に解釈」⇒「相手も安らいで、恋愛が長続き」⇒「より心に余裕を持てる」
という、プラスのスパイラルになる可能性もあるのではないでしょうか。
「私は、ウソを見抜く力がある!」というあなたは、もしかして恋愛が長続きしにくいかもしれません。
ウソを見抜く自信がある人ほど、相手を鋭い目で観察します。言い方をかえれば「疑いの目」を向けることになります。
トランプで「ダウト」というゲームがあります。毎回「ダウト」と言い続ければ、相手のウソのカードを言い当てることは、当然できるでしょう。
しかしハズしたときのペナルティのカードは、手元にどんどん増え続けていきます。
「ウソを見抜くのが得意」というのは、もしかしてその状況に近いのかもしれません。
逆に「ウソを見抜くのは苦手かも…」という人は、最初からまったり相手と接するため、かえって恋愛が長続きする可能性が高いといえます。
時に「ウソかどうか」「見抜けるかどうか」なんてことを忘れて、ただ相手の言葉をそのまま受け入れてあげるのも大切なのかもしれません。

ゆうきゆうのセクシー心理学より転載