はじめに
本を書こうと思ったとき、最初に迷うのが「前書き」「はじめに」「プロローグ」などの使い方。
なんとなく同じように聞こえるけれど、どれを選ぶべきか悩んだことはありませんか
今回は、それぞれの違いと使い分けのポイントをわかりやすくまとめました
① 用語の統一がいちばん大事
実は、「前書き」と「はじめに」はどちらを使ってもOK。
どちらが“正解”というわけではありません
大切なのは“統一すること”。
たとえば、「前書き」で始めたなら「あとがき」で締める。
「はじめに」で始めたなら「おわりに」で終える
漢字なら漢字、ひらがなならひらがなでそろえる
これだけで本全体の印象がぐっと整います
② プロローグ・エピローグは物語向き
「プロローグ」「エピローグ」という表現もありますが、こちらはどちらかといえば小説や演劇など“物語系”の作品にぴったり
ビジネス書やエッセイなどでは、「前書き」や「はじめに」を使う方が自然です。
英語っぽい響きがかっこよく感じるかもしれませんが、ジャンルとの相性を考えるのがポイントです
③ 呼び方より「目的」を意識しよう
実は、いちばん大事なのは言葉の選び方よりも“何を伝えたいか”
冒頭部分では「この本を書いた理由」「読者に届けたい思い」などを伝え、
最後の章では「読後の振り返り」や「感謝の言葉」を添えると、読者の心に残る構成になります。
形式よりもメッセージを大切にしてみましょう
おわりに
「前書き」も「はじめに」も「プロローグ」も、結局は読者に向けた最初のひとこと。
大事なのは、自分の意図をどんな形で伝えるかです
迷ったときは、“本のトーンに合っていて、一貫性があるか”を基準に選ぶと失敗しません。
これから本を書く人も、ぜひ参考にしてみてください