こんにちはニコニコ

 

徒然ママですラブラブ

 

多くの方に絵本の楽しさを知っていただきたくて、絵本を紹介していますニコニコ

 

どうぞ最後までおつきあいくださいルンルン

 


今日の一冊は、

「トラさん、あばれる」


ピーター・ブラウン  作

青山南  訳


光村教育図書




よく子どもたちに、
「賢くしてなさい」「おとなしくしてなきゃだめ」なんて言いますが、
こんな街がありました。

ここは、動物たちの街。

みんな服を着て、澄ました顔で二足で歩いています。

大きな声をあげようものなら、
「お行儀よくして」
と、怒られてしまいます。

みんな、それでいいと思っていました。

それが当たり前なんだと。

トラさんは、そんな街に住んでいました。

もちろん、トラさんもそれが当たり前だと思っていました。

ですから、きちんと服を着て、澄ました顔で歩きます。

食事をするときもお行儀よく食べます。

でも、心のなかで何かモヤモヤしてるんです。

これでホントにいいのかな。

なんとなく住みにくいなって。




そこで、ある日ちょっとだけ試してみました。

4本の足で歩いてみたのです。

とってもいい気持ちです。

そこでもっと暴れてみました。

久しぶりの解放感。いい感じです。



でも、ちょっとやりすぎてしまいました。

みんなから非難ごうごう。

「そんなに暴れたいんなら、森に住みなさい」って。



それはいい考えだと、さっそくトラさんは森へ行きました。

森は何でもできます。

澄ました顔をする必要もありません。

トラさんの喜びようったらありません。


でも、さんざん走り回ってから、ふと寂しくなってきました。

だって友だちはそこにひとりもいなかったんです。


そこでトラさんは、やはり街が恋しくなって、街へ帰っていきました。

トラさんはまた窮屈な生活に戻るのでしょうか?

ところが不思議。

街の様子が少し変わっていましたよ。




この街って、私たちが住んでいるところにも少し似ていませんか?

真面目に生きなくっちゃ、
周りの人と違うことをしないようにしなくっちゃ、
目立たないように…と、
周囲の目を気にしながら生きているようなところがありますよね。

どこか窮屈さを感じながら、でもこれが当たり前だと思っています。

いえ、無理やり思い込もうとしているのかもしれません。


ちょっとだけ勇気を出して、
トラさんのように少しだけ変えてみたらどうなるでしょうか?

もしかしたら、少しの変化が大きな変化をもたらすかもしれません。

はじめは周りの人から
「何してるの?」
と、心配されたり非難されたりするかもしれませんが、そのうち
「そんなものかな」
と、それが当たり前になるかも。

なんとなくモヤモヤしている人、
勇気を出して何かを変えてみませんか?

3歳頃からのお子さんにオススメです。
そして、大人の方も、
ぜひ読んでみてくださいね❢


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