こんにちは。

徒然ママですラブラブ

多くの方に絵本の楽しさを知っていただきたくて、絵本を紹介していますニコニコ

どうぞ最後までおつきあいくださいルンルン



さて、もし道端で得体のしれないものを見つけたら、どうしますか?

気味が悪いから、放っておくかもね。

でも、子どものうちは好奇心タップリ。

ついつい手にとってみたくなります。



今日の一冊は
「くろいの」

田中清代  作

偕成社


女の子がひとりで帰る道で、

くろいのを見つけます。

くろいのは、
全身が真っ黒で
目だけが大きく、ギョロっとついています。

女の子には見えるけれど、
他の人には見えないみたい。

ある時、女の子は
くろいのに誘われるままついていきました。

すると、閑静な日本家屋に着きました。

女の子はよくついていきましたね。

怖くなかったのかな?

好奇心のほうが大きかったのでしょうね。 


さて、家の中で
くろいのはお茶を出してくれました。

でも、一言も喋りません。

そのうち、くろいのは
押し入れから屋根裏へと進んでいきました。


もちろん、女の子もついていきました。

屋根裏は、
それはそれは素敵なところ。

追いかけっこをしたり、
ブランコに乗ったり、
滑り台に乗ったり…。

この頃になると、
読んでいる方も
二人が可愛く愛おしく思えてくるのです。

そして、くろいのは山を登っていきます。

山はふわふわしていて暖かかったです。

二人は、
ふかふかの毛に包まれて寝ました。



女の子は、
お母さんの夢を見ました。


そして、女の子は家に帰っていきました。




くろいのって一体何だったのでしょう?

そして、屋根裏部屋は?


それは子どもの心の中にある
空想の世界かなと思います。

ひとりでいるとき、
子どもは無意識のうちに、
いろいろな空想をしているものです。

それは誰にも見えない
自分だけの世界。

空想の中で遊び、
夢を見て
子どもは大きくなっていくのでしょう。

その世界は成長とともに
少しずつ色褪せて
なくなっていくのかもしれません。

銅版画だけで描かれている絵ですが
読んでいるうちに
自分なりの色をつけていることに
気が付きます。

読んでいる方も
お話の中の空想の世界に
いつの間にか入り込んでいるのです。

それは
とてもゆったりとした
心地よい時間です。

ぜひ、
その世界を楽しんでいただきたいと思います。

4歳頃からのお子さんにオススメですが、
ぜひ大人の方にも
読んでいただきたい作品です。

 

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