こんにちは。
徒然ママです
いつもここに来てくださってありがとうございます
ここでは,私が読んだ本を徒然なるままに 紹介しています。
毎日の生活にちょっと疲れたとき、
自分が今何をすべきか悩んだとき、
あなたの生きるヒントになれば嬉しいです
それでは、最後までお付き合いください。
今日ご紹介するのは、
田坂広志さんの
「人間を磨く」
という1冊です。
「人間を磨く」とは、非のない人間関係を目指すことではありません。
自分の中の非や欠点や未熟さを抱えたまま、
周りの人とよい人間関係を築いていくことです。
本書では、
人間関係が好転するこころの技法について
細かく解説されています。
さあ、それでは本文に入っていきましょう。
⑴心の中で自分の非を認める
世の中には、
欠点や未熟さを抱えているのに、
周りの人とよい人間関係を築いている人は珍しくありません。
反対に、
非や欠点もないのに周りから好かれない人もいます。
なぜでしょうか。
それは、それらの人に
密やかな傲りや無意識の傲慢さがあることが多いからです。
自分の非を認めず、欠点がないと思いこむとき
傲りや傲慢な心になり、
周りの人の心は離れていくものです。
自分の非や欠点を認め、
こんな自分を受け入れてくれる周りの人に感謝することで、
素晴らしい人間関係が築けるのです。
⑵自分から声をかけ、目を合わせる。
相手と感情がぶつかったり、
心が離れたりした時はどうすればいいでしょうか。
そんな時は、直接相手に気持ちを伝え、謝るのが効果的です。
それでも、すぐに関係を修復するのは
なかなか難しいものです。
そんな時は、自分から声をかけ目を合わせましょう。
たとえ自分が悪くなくても、
自分から心を開き、
相手に対して声をかけ、
時には自分から相手に謝ることができる
「しなやかな心」が
相手の心に静かに染み込んでいくのです。
相手と感情がぶつかり合うような体験は、
実は、
互いの関係を更に深めるチャンスです。
こういう時、
深層意識の中で、
自己嫌悪と他者不安が動いています。
他者不安とは、
相手が誰かに自分の悪いことを言っているのではないかという
相手に対する不安感です。
自己嫌悪と他者不安が心の中で動くことにより、後味の悪さを感じます。
そこで人は謝ろうという気持ちになります。
すると、2つの意識を同時に解消することができます。
そして、
相手が自分を受け入れてくれているという安心感が生まれるのです。
それが、人間関係をさらに深いところで結びつけます。
反対に、人間関係がこじれる理由は
相手とぶつかったときに生じる自己嫌悪感を消していくために、
さらに相手の欠点や問題を探し始めたり、
自己防衛するために、
相手に対してますます批判的になったり攻撃的になったりするからです。
⑶こころの中の「小さなエゴ」を見つける
さて、人間は小さなエゴが働くとき、
自分の非を認められなかったり、
素直に謝れなかったりします。
その一方で
今の自分を変えたい、成長したい、
と思っている大きなエゴもあリます。
大きなエゴが小さなエゴに勝っているとき、
自分の非を認めることができます。
そして、謙虚になれるものです。
⑷その相手を好きになろうと思う
さて、世の中には、なかなか好きになれない人もいるものです。
人を好きになる努力をしていると、
好き嫌いは「感情の問題」ではなく、
努力次第で変えられる「意志の問題」だということに気づきます。
ここで、
嫌いな相手を好きになるために参考になる
「人間を見つめる5つの視点」を上げてみましょう。
①本来は欠点など存在せず、個性だけが存在するということ。
一人の性格は、見る立場と置かれた状況によって長所にもなれば欠点にもなリます。
②嫌いな人は実は自分と似ている。
自分の持つ嫌な面を持っている人を見ると、その人への憎悪感が増幅されます。
まさしく、相手の姿は自分の心の鏡です。
③共感とは、相手の姿が自分の姿のように思えること。
例えば、
ある人の未熟さに嫌悪感を抱くとき、
その人もまた自分の未熟さを抱えて苦しんでいることを理解し、
自分にも同じようなことがあったのを思い起こしてみます。
このように、相手を好きになるためには、
相手に共感することが最良の道です。
④相手の心に正面から向き合うだけで、関係はよくなる。
⑤相手を好きになろうとすることは、最高の贈り物。それは実は最も深い相手への思いやりなのです。
いかがでしたか?
これで前編をおわります。
自分の非を認めるしなやかさ、謙虚さが
人間関係をよりよくするために大切なのですね。
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