こんにちは。

 

子どもの幼いころの一時期。

 

いろいろなことに疑問を持ち、

「なぜ?」「どうして?」と

見るもの見るもの、手あたり次第質問攻めにする時期がありますよね。

 

大人が面倒がって、ついついいい加減な返事をすると、

子どもは許してくれません。

 

ひたすら

「どうして」の攻撃が続くのです。

 

子どもの知識欲ってすごいですよね。

 

でも、いつしかだんだんそれが少なくなってきます。

 

自分で考えることが増えるからでしょうか。

 

それとも、

大人に聞いても無駄だということを悟ったからでしょうか。

 

子どもの「どうして」を大切にして、

知識欲を持たせ続けることにより、

科学の目というものが芽生えてくるのかもしれません。

 

そう考えれば、私たち大人も

決していい加減な答えを返したり、

「忙しいから無理」と言ったりしないように

気をつけなければなりません。

 

今日ご紹介するお話は、

子どもの「どうして」に

お父さんが、実に夢のある答えを返しているお話です。

 

その答えは、決して真実ではありません。

 

でも、子どもの夢を決して否定しない

そんな答えを返しています。

 

こんな答えを聞いたら、

子どもの方はますます自然や宇宙などに興味を持てるでしょう。

 

子どもの興味をそがないような答え方ってどうすればいいのでしょうか。

 

参考にしてみてください。

 

 

今日の一冊は

「めをとじて みえるのは」

 

マック・バーネット 作

イザベル・アルスノー  絵

まつかわまゆみ  訳

 

評論社

もうベッドに入る時間だけど、

女の子はパパに聞きたいことがいっぱいです。

 

たとえば

「どうして、海って青いの?」

 

あなたなら、なんて答えますか?

 

パパは、とても素敵な答えを返しました。

 

「毎晩、君が眠ると、

魚がギターを取り出して

悲しい歌を歌って、

青い涙を流すからさ。」

 

それは、教科書に出てくるような答えではありません。

かといって、いい加減な答えでもありません。

 

子どもの心の中で、

とても素敵な絵が描けそうな答えです。

 

子どもの想像力を豊かにするような答えだとは思いませんか。

 

 

そのほかにも

女の子はいろいろな質問をします。

 

「雨ってなあに?」

「どうして葉っぱは、色が変わるの?」

「冬に向かうと、どうして鳥は南に飛んで行っちゃうの?」

「きょうりゅうは、どうしていなくなっちゃったの?」

「ブラックホールってなあに?」

 

あなたなら

これらの質問にどう答えますか。

 

答えを考えてから読まれると、

面白いかもしれませんね。

 

 

 

日ごろから、お子さんの「どうして?」に

このような答えを返していると、

知らず知らずのうちに

お子さんの想像力が豊かになっていくのではないでしょうか。

 

これからお子さんに質問されたときには

ぜひ、挑戦してみてください。

 

小学校低学年からがおススメです。

 

読んでみてくださいね。

 

 

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