パピヨンおじいちゃんの朝をのぞいてみたいと思います。
明け方、窓のそばに立って『トイレに行きたいんですけど』と ”ワン” と呼びます。
今はまだ寒いのでおじいちゃん、ベストを着て庭に飛び出します。
用が済むと、『終わりました』と ”ワンワン” と呼びます。
こうしておじいちゃんの朝が始まります。
それから朝食前のお薬を飲むまでまた深い眠りにつきます。
本当に気持ちよさそうにぐっすり寝ています。
2時間ほどして「食前のお薬ですよ」と声をかけると薄目を開けて、チラッと見て寝たふりをします。
しばらくしてもう一度声をかけると、『ですよね。。。』と言わんばりの顔でお薬の匂いを嗅ぎます。
そして仕方なく飲んでくれますが、いつも得意気です。
それから1時間後に次のお薬の時間です。
このお薬はどうしても嫌なようです。
強引に飲ませようと思っても意志が固く、見向きもしませんし、口も開けません。
そこでおじいちゃんの好きなささみに包んであげると、匂いを嗅ぎ『よし!わかった』と
食べてくれます。
次は大好きなごはんです!
お散歩にあまり行けなくなった今ではごはんが楽しみの一つになっています。
なので、おじいちゃんの好物のお肉と野菜を煮込んで作ります。
おじいちゃんは朝の一連の流れを知っています。
自分のごはんができる工程もわかっています。
お鍋を出して野菜を切り始めると、足元にやってきてじっと待っています。
『さあ!できたよ!』の声で自分のごはんの場所までお尻フリフリ踊るように先に行って
待っています。
今か今かと待ってる顔は世界一可愛いと思うほどです!
お皿を目の前に置かれると、待てずに倍速で ”おて、おかわり” を何度もします。
待ちに待ったごはんの時間です。
あっという間に食べ終わり、”ワン” とおごちそうさまの声をかけてくれます。
今日もとても美味しかったよの顔に元気をもらいます。
本当にかわいい朝の光景です。
おじいちゃんの1日はこうして始まります。