りんごのきのしたで 

野の花が咲き乱れるスウェーデンの初夏です。

雑草のごとく大量に生えているので、好き放題どこからでも取ってきては

自分流に生け花を楽しんでいる次女です。

夏休みも始まりすでに1週間が過ぎました。

宿題という考えはなく、ただただのんびり遊ぶというのがスウェーデンの夏休みですが、

日本育ちの私と夫は口々に

「でもやっぱりちょっとは宿題がないとなんか夏休みの気がせんよな。。。」

「子供は夏にのびるってなんか塾の宣伝にかいとるん、ほんまかな。。。」

とつぶやいています。

まっったく無視されているけども。

まあスウェーデンで大きくなっているんだからスウェーデンらしくしといたらいいわ。



長女、数少ない友人とオタマジャクシとりに近くの湖へ。

長男、ほとんど家にいない。外で友達と一日中遊んでいる。(スウェーデンにおける模範的な夏休みの過ごし方)

次女、いつもはいるけれど今日は友達の家に遊びに行っている。

三女、昼寝中。

ということで私はのんびりパソコンの前に座っているが、検索ワードがうかばない。

昨日から飲み始めたアレルギー用の抗ヒスタミン剤の副作用か、目もだるいし、体もだるいし、なんか眠い。


仕事を始めたらこんなことはいっていられないだろうが、

優雅な身分だと思える。

スウェーデンでいると小さい子供がいる間の両親休暇がある間は

楽をしているように思われる。

仕事に行かなくてもいいから。

いつから働くの?というのはしょっちゅう聞かれる。

なぜならば女性でも働いているのが当然だから。

私もスウェーデン暮らしが長くなり、両親休暇が終わるにつれて少々焦り始めた。

仕事はもらった。しかしそれは無免許の幼稚園教員。

私の小学校教員並びに音楽教員の免許を信じて雇ってくれているのはわかるが

せっかくだから自分の持ち味を生かしたいという気持ちがある。

とりあえずその仕事はキープしといて、

引き続き職探しを続ける私であった。。。。


時々子供がタブロイド紙を売りに来る。

昨日はひとりと後ろの方にもう一人来た。

女の子は長女10歳と同じくらいか、スウェーデンには珍しいぼろぼろの服を着ておそらく中東からの移民に見える。やせて訛ったスウェーデン語をしゃべる。


この販売について前から不思議に思っていた。

どこで本日付のタブロイド紙を手に入れるのか、

誰経由で販売員となったのか、

学校に行ってるのか、(行ってるはずだが)謎が多い。

私はタブロイド紙を買うのがもったいないし大体表紙に大きい字で書いてあること以上のことはのっていないと想像したので買ったことがなかったが、あまりしつこく買ってくれというので14krだし(200円弱)まあ一つ買ってみた。

すると遠巻きに見ていたどう見ても兄が出て来ておつりを持ってきた。

インターホンを押して買ってくれませんかという一番勇気がいることはお兄さんがせずに妹にさせてお釣りだけを持っているお兄さん、というイメージができた。


今日朝パソコンの前に座っていると、またインターホンが鳴る。

でてみるとこどもタブロイド紙の販売員だ。


「エクスプレッセンを買ってください」


どう見てもそっくり、昨日の子供たちの兄弟だ、今度はもっと小さい弟を連れてきたようだ。

それ以上遠くを見なかったが悪いけど新聞は速効でゴミとなったし、もう買わない。


親はいないのかしら。

子育てはほんまにうまくいかんときもある。

こどもたちのことを心から誇りに思う日もある。

でもそうでない日ももちろんある。


自分が育っていなくても、育てなくてはいけない。

最近思うのはこどもが怒りや悲しみを表現しているときに、拒否したり押さえつけたりすると、結局「従わせる」ということが身に着き、子どもの内面の成長自体にはあまり役に立たないように思う。

それでもこちらの未熟さによって受け入れにくい感情というのが確かにあり、なかなか一言も口を挟まずに言い分を聞くというのはトレーニングが必要だな、と思う。

こどもの前でえらそうに注意してみたところで、同じような調子で口返事が返ってきて、より余計にこちらも腹が立ったというのでは、理想とは程遠い。


立派なお手本のような友人が何人かいて、いつもすごいなあと思いながら私もそういう境地に近づいていきたいものだなあと嘆息するが、足りなすぎる。

できないこと、足りないことを数えるのがなんと私は得意なこと。


外国で生活するのはなかなか大変なこともあるけれど、たいへんなことの一つはこどもが外国人のようになることもあるなあと思う。複雑に考え始めると、糸がもつれるようにぐちゃぐちゃになりそうだ。いつも探しものばかりしている私だから特にか。


余裕が欲しい。



りんごのきのしたで 

教会学校のミュージカル小羊役の次女



次々に風邪がうつり昨日までは半数だったのが、

夫までのどが痛いといい出したので風邪の人の方が増えてきた。


末娘はこのあいだ初めて熱性けいれんを起こしたので

熱が出るたびにびくびくしないといけない。

私は物を集めたがる癖があるので片付けが苦手だし

こういうときは特に自分はできることがつくづく少ない人間だなあと感じてしまう。


最近は天気も悪いのだが、これはこれでよいことがある。

花粉症がましになること・・・



写真は今年初めてのスイカを食べる長男と末娘



りんごのきのしたで 

私にはKさんという知り合いがいて、その子はルーマニアから来ていた。Gさんは天然パーマがとても美しく、きれいで茶色い目と髪が印象的だ。静かで意思が強そうで努力家である。私が幼稚園で働き始めた時、同時に新しく雇われて一緒にコミューンの勉強会なんかに行ったこともあるのだけれど、その子が今スウェーデンの大きな病院に入院している。冬の半ばで病気が発覚した。スキーに行っていてあざがなかなか治らないからということだったが。。。。


1986年当時2歳だったKさん、チェルノブイリからそう遠くないところに住んでいた。26歳になって突然白血病になってしまった。医者によると原発事故で被爆したのが原因かもしれないということであった。そういうことだ、24年たってからでも病気になることがある。



たちまち健康に影響を与えない、ということを印象付けようとするが、子供たちには将来があるのだから、本当に恐ろしいことになる前に避難させてあげなければいけないと思う。私ができることはほんとにそういうことが起こるんだよということをできるだけ伝えることかと思う。


毎日言葉にするのは難しい不安がある。


私は一人、息子がいてその子がよく私に似ている。

いらいらもさせられれば、ほろりともさせられる。

私はスポーツ団体に所属することはいやだけれど、この子は大丈夫なようだ。

お金のかからない習い事でサッカーと合唱団に入っている。


昨日は合唱団の発表会だった。

合唱団は地元の教会の若者がやっている。毎週金曜日子供たちを指導して立派だなあと思う。大事な週末の数時間をそういうことに費やすことができるのだなあと。


ところで発表会では小さい創作ミュージカルをやっていた。

こどもの歌声が教会からも飛び出すような勢いで響き渡り、私も元気をもらったよう。ダンスと歌でかわいすぎる。

今日から150キロほど離れたある町の教会まで演奏旅行で、息子からすると初めての演奏旅行だ。

おっちょこちょいな割には準備は入念で全部きれいに畳んで袋に入れて

寝袋も枕もマットもきっちりしばりつけてがんばっている。

携帯電話がいるというのでそれはどうしてもいるときに誰かに借りなさい(゚ー゚;といった。

こどももいろんな初めてのことを経験しながら大きくなるのだなあ。私も緊張するし、しかも少しさびしい気がするけれど、本人が喜んで行くんだから応援しよう。


日曜日帰ってきたらすぐサッカーの練習だけれどそれも行くらしい。

忙しいね!

ここのところ2週間晴天続きでしかも30度まで温度が上がっていた。


しかし昨日は昼から雪が降っていた。


なんという天気や・・・


やっとあのだるまのような冬服と(×6)大きな雪用ブーツ、びじゃびじゃの時の防寒長靴(子供の数分)、ばらばらになった雪用、雨用、防寒用の手袋などから解放され、洗濯して片付けつつあったのに。


ところで私は日本で数十回春を迎えたことがあり、桜というのは揺るがぬ春の風物詩だというのに、昨日は長男(8歳)が春の花の写真を持っていくというので早速桜になんなら富士山までつけてプリントアウトしようとしたらこれが余計なお世話であった。

こどもからすると、ただ日本人だということでも変わっているのだからもうこれ以上変わったことしたくないというのが根底にあるのか、トゥッスィラーゴ(スウェーデンの春の花のうちのひとつ)の写真を持っていくと言ってきかないのでそんなものは他のみんなが持ってくるんだから、それだったら持って行かんでも同じようなことではないか、というとママはほんまにばかや、といわれ、腹も立つし日本の心がわからんやつや、となるし、どっちにしても朝からけんかになり大変つまらないことでした。

しまいに俺は日本人でないスウェーデン人やというのでびっくりした。

私はいーや、あんたはスウェーデンですんどるかもしれんけれど日本人やで!!

と返したけれどびっくりした。



りんごのきのしたで 

自称スウェーデン人

いい天気が2週間目に入った。

母親と妹が来たときは天気が悪かったのに、残念だ。

もしこんなにいい天気ばかり続いていたら外に出過ぎて疲れていたかもしれなかったよ

というのは夫の言葉でまあそれも確かにあたっているな。


先週一週間はイースター休みでこどもたちがずっと家にいた。いい天気で一日中外で遊んでいたがやっぱりどこかに行きたいと思ったので90キロほど離れた動物園へ。


初めて見る動物に興奮していた三女。

時々の遠足は行ってみるまではめんどくさいが、行ってみるととても楽しかったです。

いい一日だったな


りんごのきのしたで 
最初のところに恐竜がありました。

これはほんものじゃないやろ~?

と半分だまされたような次女。
りんごのきのしたで 

キリンはほんとに首が長いなーと長い間眺めました。

りんごのきのしたで 

動物大好きな三女とその父親



日本では両手、片足の半分ない歌手レーナマリアはある種類の人たちにはとても知られている。歌ものびのびとしていてすてきだ。

昨日はこの小さい町のホールでコンサートがあった。地元のブラスバンドと一緒の。

とてもよかった。

日本のことを大好きな大好きな国、すばらしい人、お辞儀をたくさんする、おいしい料理、日の出国という名前の通り本当に美しいところ、と話していた。事故、災害のことも話していた。スウェーデン人が日本のことを今特に覚えてくれるという点ですごくうれしく感じた。


日本を支援して心配して下さっている世界の国々のひとたちに、感謝と継続的な必要をお伝えするための手紙を書きました。各国のお友達や知人の方、政府やメディア等を通してお伝え頂けたらと思います。他の言語に訳せる方がおられたら、ぜひ翻訳してお伝え下さい。


「From Japan 」 Dear people all around the world and the governments, Thank you very much for your great help to Japan. Thank you, indeed, for your help and prayers for Japan, which is hit by a big earthquake and unthinkably terrible tsunami, and still in trouble with nuclear plants uncertainty. We are working hard together to deal with this crisis. But there are a lot of areas where we cannot yet handle the situations. The number of missing and dead people is well over And tonight, in Tohoku area - in the spot -. As of March 16, after five days the earthquake and tsunami, the temperature is dropping to below 0 degree Celsius. As if to add insult to injury, there was another earthquake the day before, too. All of us are trying to help the suffering people in disaster areas, but because of a travel delay lead by a shortage of fuel, there are a lot of areas where victims haven't received rescue supplies such as blankets, heating oil, medicines for elderly or ill people, water, information, food, babies' diapers and etc... People in Kansai or some other areas, which are distant from the afflicted area, are desperate to go and help, we are not free to get into the area on an individual basis. We are preparing for the moments like collecting necessary supplies and contributions, donating blood, organizing the information, etc. Now we would like to say, we really appreciate the help from all over the world. We really need your help, your prayers for Japan. Those are indispensable. We regret that we haven't been able to expressed enough of our appreciation due to this horrible situation. All we could say is “Thank you for your help”. And please remain be concerned, keep helping and praying for Japan. We will recover from this disaster. We will change, to be more helpful people in the world, learning from this adversity. Many thanks, from Japan


世界の皆様、政府の皆様、日本に援助を下さりありがとうございます。もう一度言います。大地震と想像を絶するような津波に襲われ、先の見えない原子力発電所のトラブルが続く日本に援助を下さって、本当にありがとうございます。日本人は一丸となってこの大きな危機に対応しようと必死です。 現地の様子が把握できていない所もたくさんあり、死者、行方不明者は現在1万1千人を超えます。また地震から5日後の3月16日夜現在、現地の東北地方は氷点下の寒さです。追い打ちをかけるように昨夜も地震がありました。 日本中の国民が救援方法を模索し行動していますが、燃料の不足などから被災地までの輸送が遅れており、毛布、石油、お年寄りや病気の人の薬、水、電力、情報、食べ物などが満足に行き届いていません。 遠方の者は助けになりたくともまだ現地に入ることはままならず、今は募金と献血、支援に入れるようになるまでの準備をしている状態です。 私達は世界各国からのご支援に感謝しています。 本当にありがとうございます。 日本は世界各国の皆様からの祈り、支援を本当に必要としています。それが不可欠なのです。あまりにも厳しい状況のため、世界の皆様に十分な感謝の気持ちを表すことができていないことをお詫び申し上げます。 どうもありがとうございます。 どうかこれからも日本を見守り、助けてください。 私達は必ず立ち直り、このことを教訓に、世界の役に立てる国民に生まれ変わります。 日本人より。


スウェーデン語(少々略しましたが)

Kära människor över hela världen och regeringar,
Tack så mycket för Era stora hjälp och böner för Japan.

Här har vi drabbats av en stor jordbävning och fruktansvärda tsunamin, och fortfarande har allvarligt problem med kärnkraftverket. Vi arbetar hårt tillsammans att hantera denna kris.

Men det finns stort område där ännu inte kan hantera situationer.

Antalet saknade och döda människor är över 15.000. Och i kväll, i Tohoku-området den 16 mars fem dagar efter jordbävningen och tsunamin, sjunker temperaturen under 0 grader Celsius Och det var dagen innan jordbävningen också.

Alla vi försöker att hjälpa den nödlidande befolkningen i katastrofområden, men på grund av brist på bränsle, och andra anledningar finns det många områden som inte fick förnödenheter såsom filtar, eldningsolja, läkemedel för äldre eller sjuka människor, vatten, information, mat,
blöjor och mjölk för spädbarn och så vidare.

Vi i Kansai (västra Japan) eller vissa andra områden, som är långt från de drabbade området, är desperata för att gå och hjälpa dem, men vi är inte fria att komma in i området på individuellt.
Vi förbereder för de stunder som att samla nödvändiga förnödenheter och bidrag, donera blod, att organisera informationen.

Nu skulle vi vilja säga, vi uppskattar verkligen den hjälp från hela världen. Vi behöver verkligen Er hjälp, Era böner för Japan. Dessa är oumbärliga. Vi beklagar att vi inte har kunnat uttryckas tillräckligt på vår uppskattning på grund av denna hemska situation.

Allt vi kan säga är "Tack för din hjälp". Och snälla fortfarande var berörda fortsätta hjälpa och be för Japan. Vi kommer att återhämta sig från katastrofen. Vi kommer att förändras, att vara mer hjälpsamma människor i världen.


Tack så mycket, från Japaner