つぶやき。 410 | かじ屋の金さんのブログ

かじ屋の金さんのブログ

広島県は安芸高田市という所で鉄工所を家業としている
事務系出身・職人経営者を目指す独身オトコが、
時には、商工会青年部のこと。消防団の活動のこと。
そして、
また、ある時にはちょっぴり刺激的なこと。
いろんな事に気づいた事やらを書き綴っています☆

【 あれ?こんなに小ちゃかったっけ!? 】


今日は、雪が降る寒い一日でしたが、

仕事の都合上、塗装デー。

ラッカーシンナーで、鋼材を拭く作業は母にも手伝ってもらいました。


・・・そんな中。


デイサービスから帰ってきた母方の祖母が、

「 母さんは何処におるか? 」

って、

事務所やら工場やらをウロウロしとったそうで、

塗装場に篭ってたかじ金は、

ウチの職人にその様子を聞いて、工場へ向かいました。

かじ : 「 あっこも、そこにもおらんかったら、今、ちょっと出とるんじゃろ~ 」

ばあ : 「 お母さんから何してええか聞いとらんけ~何していいんか、分からんのじゃが・・・」

かじ : 「 んんっ!? よぉ分からんが、コタツにでも当たっときんさい。
5時過ぎりゃ~、帰ってくるじゃろ~ 」

ばあ : 「 ・・・んじゃ~、そうするよ~ 」

~的な会話だったんですが、

こん時に、

【 何かせんにゃ~いけん! 】

っていう想い( ある種の脅迫観念 )と、

思うように動かん ( 若くない )身体。


何か怯えている様にも見えた祖母は、

冒頭に書きましたが、

小さく・・・

ほんとに小さく感じました。



きっと、遠慮の塊なんでしょうね。



俺は、

小さい頃は、近くには居たけど一緒に生活をしていた訳では無くて、

高3の時、

区画整理に伴って、新しく建てる事になった今の家で、

そこから父方の祖父母と同居する事になりました。

免許を取りに行ったり、遅くまで遊んだりしてましたし、

専門の頃は勉強一色で、朝早く出て、遅く帰る生活。

就職したての頃は家から出てたので、

まともに生活を共にしたのは、

心を鬱ぎこんでいた、あの頃でした。

・・・そら、いろいろ衝突もありますわな。


・・・この話は、また機会があったらですが・・・


そんなバトルもあった父方の祖父母が亡くなり、

母方の祖父も同時期に亡くなりました。

残された母方の祖母は、不便な山の中で一人。

近所の方との関係は悪く無いのですが、

近所が少なくて、遠い。(笑)

更に、

取られちゃ~いけん!って何か隠しちゃ~

隠したのを忘れ、

ご近所さんに取られた~っ! って言い始めたんで、

一緒に生活をする様になったんですが・・・

今まで、一緒に暮らしてきた訳じゃないし、

あそこの山ん中とも、環境が違う。

そんな中で、一緒の生活をとなると、

勝手は違うもんで、

また、俺ら家族の対応も、それぞれの時間や役割やらがある訳で、

どうしても、

年寄りと一緒の生活をしているんだけれど、何処か違う。


・・・何とも言えぬ、妙な対応をしてしまいます。


( 自分への甘えもあるんですが、でも、家で寛がんで、どこで寛ぐの? ・・・的な、何人たりとも、侵して欲しく無いテリトリーと申しましょうか・・・ )


そんな時、

あー、俺って優しく無いな~

って、自己嫌悪するんですが・・・


そんな対応だから、

色々、遠慮もさせちゃうのかな~って感じましたね。。。





じーさんが亡くなる、ちょっと前。

手を引いて、家まで連れて帰った事があるんですが・・・

今日、感じたこの感覚は、その時と同じで、

ばーさんが亡くなった時に、

強烈に残るんだろうなぁ~って思います。


残された時間は、そんなに長く無い



せっかく、一緒に住んでるんだから、

もっと、今を大切にしなくっちゃね。

そんな事を想った日でした。



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