こんにちは果実帽子です。趣味でポートレート作品撮影をしています。

 

今回はポートレートも関係なくもない話題ですが、なぜカメコと呼ばれるのか、です。



昨年話題になった「公営プールを水着撮影会に貸出す問題」、露出度の高い水着モデルや水着モデルのなかに中学生のアイドルがいたなどとされ、公営施設を卑猥な目的の撮影会に貸し出すなどけしからんと、地方の政治団体が騒いたのがきっかけになってニュースにもなり、騒動になりました。


その関連でSNSに投稿されたのが、カメラを構えた一様のヲタク的ファッションの50〜70人のオッサンカメラマン(若い人もいましたが)が子供ぽいワンピース水着の少女を取り囲んている光景の写真。


だいぶ前に囲み撮影会を経験している私からすると、整然と並んでいたのでみなマナーは守っている写真だと思いましたが、


その写真をみたひとの中には、幼い少女に群がるキモいカメコ集団、みたいな言い方もしていました。


カメコとは、カメラ小僧の略語です。


昔は、モーターショーのコンパニオンや、イベントに参加しているアイドルに群がる一眼レフを持った集団を、自分達で仕向けておきながら、主催者側が冷やかな軽蔑の意味を込めた表現で、カメラ小僧と呼んでいたのです。


現在でもカメラ小僧、略してカメコは、ヲタクを軽蔑するような意味を込めて語られる事が多いです。


コミケでレイヤーさんを撮影するカメラマン、線路沿いに群がる鉄道カメラマン、有名な撮影スポットに群がる風景画撮影のカメラマンも例外ではありません。みんなカメコと一般の方から呼ばれます。


一人で風景写真を撮っているカメラマンを見かけても、キャンパスに絵を描く画家さんと同じで私は違和感はないように感じます。そのカメラマンをカメコと呼ぶのでしょうか。


カメコと呼ばれてしまうキーワードは、「群がる」なのかなと思います。


被写体がモデルさんであれ、SLや電車であれ、富士山や湖であれ、たくさんのカメラマンが群れをなして撮影する姿をみて、ひとはカメコと呼ぶのではないのでしょうか。


カメコと呼ばれないようにするには、カメラマンとしてローンウルフを貫けばよいのかもしれません。ひとは群れ好む、されど異様な集団は異端として排除したがるものです。


最初に誰かが見つけて写真を公開し、やがて有名な撮影スポットになり、天気の良い日の早朝や夕方はたくさんのカメラマンが三脚を構えて陣取りします。


♫輝くものを追って 人は氷ばかり掴む♪


輝く氷を掴んでもすぐに溶けて消えて何も残らない、氷は自分で苦労して見つけた宝石ではないからです‥



静物写真もたまに撮ります。

 
写真を楽しみましょう、
ではでは。