こんにちは果実帽子です。趣味でポートレート作品撮影をしています。

 

今回は、昔のネガフィルムのプリントの話です。

 

まだ一眼レフのデジカメが殆どなかった時代。35㎜銀塩ネガフィルムで写真を撮るのが主流の時代。

 

本格的に趣味として写真を始めた時は、カラーネガフィルム全盛時代で、コダックと富士フィルムの二強の時代でした。

 

さすがにカラーネガフィルムは自宅で現像してプリントまでとなると、機材や薬剤や設備がモノクロの比ではないので、現像はサービスプリントまでラボにお任せと言うのが普通でした。

 

お任せである以上、プリントの発色はその日の現像プリンタのコンディションもあるので、こだわりのある人の目には必ずしもよい結果にはなりませんでした。

 

ラボの人に聞いた話では、サービスプリントの出来に文句を言う人はお客さんで何人かはいたそうです。

 

コンテスト公募用の四つ切りの一枚をプリントして貰う場合は、それなりに費用も掛かるので、特別にラボにお願いしサービスプリントを見せて、これより全体的に色彩をもう少し青くしたいとか、もう少し肌色をのせたいとか言うと、裏側に印刷されたCMYの数値を参考にしながら、職人技で仕上げてくれました。

 

但し自分で作業するわけではないので、結果は自分のイメージ通りにならない場合もありました。その時は代金を支払って、何枚か色表現を変えてプリントしてもらったこともあります。

 

色にこだわる人はポジフィルムを使う人もいましたが、基本ルーペやスライドでの鑑賞になるし、ポジからのプリントは思ったより固くなる傾向があるので、自分は好みませんでした。

 

 

約30年くらい間に撮影したフィルム作品、PhotoCDから取り込む。

フィルムはKodak Gold100だったか?

 

銀塩フィルムからプリントするには、昔もラボ頼りだったし、周りで自宅にネガフィルム用のカラープリンタ持っている人の話は聞かなかったです。

 

デジタルデータのRAW現像で、色の表現をいじったりするのに批判的な人もいるようですが、昔は撮影時の一発撮りだったとしても、カラープリントの際はCMYKの数値を変えながら色表現を決めていたので、昔も今もラボがPCになっただけで同じじゃないかなと思います。

 

※「写真」と言う中国伝来の漢字にとらわれ過ぎる日本人。photographは光で画くこと「光画」と言う意味で、「真実を写す」ではありませんよ。

 

ポートレートを楽しみましょう。

ではでは。