こんにちは果実帽子です。趣味でポートレート作品撮影をしています。

 

ポートレート界隈で使われている用語(言葉)の意味がわからないと言う話を聞いたので、少しだけ調べてみました。シリーズです。

 

今回はアイレベル撮影の話です。

 

アイレベル:

日本語で言うと、人の目の位置、目の高さです。写真用語と言うよりも、絵画やイラストのデッサンにも使います。

 

アイレベルは地面から目線の高さ、足元から目の高さになりますので、水平ポジションともいいます。地面からの視線の高さは背の高い人、低い人で同じではありませんので、アイレベルも人それぞれです。

 

よく、写真をみてアイレベルはどこか、みたいな話になったり? しますが、普通は画面の消失点を探して、その点の水平ラインがアイレベルです。

 

立ったままの姿勢で撮影していると、師匠から「棒立ちばかりで撮ってるんじゃねえ!」と叱られますが、それはアイレベルは構図として単調になりやすいので、ポジションを変えなさいとの意味です(笑)

 

アイレベルより上をハイポジション、下をローポジションと言います。高い山やビルから下を見下ろすような時もハイポジションとなります。

 

これと、アングルを組み合わせて構図を決めることになります。アングルとポジションは勘違いしやすいですが、アングルはカメラの傾きを言います。 

 

したがって、

ポジション=アングル ではありません。

 

ローポジションのローアングルは、カメラが低い位置でレンズは上向きです。地面の草花を空をバックに撮る場合などがその構図です。アイレベルのローアングルは立ったまま屋根や空を写すなどの構図です。


ハイポジションのハイアングルは、腕を伸ばして真上からレンズを下に向けて地面の花をとらえるような構図です。アイレベルのハイアングルは、立ったままで下方近くを写す構図などになります。

 

アイレベル撮影は、自然に立っているときの自分の目の高さで撮る撮影です。自然な雰囲気の撮影に向いてますが、そのため単調になりがちです。

 

ポートレートでは、アイレベルで終始撮影することはあまりおすすめしません。モデルさんの身長やポーズにあわせて、モデルさんの顔を基準にポジションとアングルを決め、色んな構図を探るのが良いと思います。そうしているうちに、パースに気付くことになると思います。

 

※以下の写真は記事内容と関係はありません。

 

モデル:小日向さくら さん

 

ポートレートを楽しみましょう。

ではでは。

 

 

Ver1.5です。