こんにちは果実帽子です。趣味でポートレート作品撮影をしています。

 

ポートレート界隈で使われている用語(言葉)の意味がわからないと言う話を聞いたので、少しだけ調べてみました。シリーズです。

 

今回はピーカン撮影の話です。

 

ピーカン:

言わずと知れた、映像業界で使われたお天気を表す撮影用語です。雲ひとつない晴れたお天気のもとで撮影することをピーカン撮影と呼びます。普通に快晴を「ピーカンで気持ちが良いね」とか使ってますよね。

 

なぜ快晴をピーカンと呼ぶかは諸説ありますが、自分は「カメラのピント」説を取りたいです。

 

昔の映像カメラも静止画カメラも、手動でピントを合わせるので暗いと合わせにくいのですが、快晴だと明るいのでピントが完全に一発で決まるから、ピーカン説です。

 

今となってはピーカン撮影はあまり好まれません。ピント合わせはAFの普及で暗くとも十分可能となり、快晴の太陽はベタ光と言って硬くて影が強く、しかもモデルさんの皺や肌の荒れなども濃くでてしまうので、あまりポートレート撮影には向かない光です。

 

ピーカン撮影では、逆光で撮ると背景が真っ白に飛んでしまうので、ならば日中シンクロかと思っても、太陽が強すぎて、強力な火力のストロボがないと旨くいきません。

 

ピーカンでのレフ板も当て方が難しく、へたするとお化け照明になってしまいます。

 

なのでピーカン撮影は好まれない場合が多です。

 

でも、ピーカン撮影は高コントラストの写真が撮れるので、明暗差のメリハリの利いた写真を好む場合は、もってこいの撮影条件にもなります。なので一概にダメとはいえません。

 

※以下の写真は記事の内容とは関係ありません。

 

モデル: Hina さん



ポートレートを楽しみましょう。

ではでは。

 

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