こんにちは果実帽子です。趣味でポートレート作品撮影をしています。

 

今回はスタジオをお借りして、スモークマシンを使った撮影に挑戦してみました。スモークポートレートです。

 

モデル Hinaさん
 

スモークはコスプレ撮影の作品でよく見かけますが、ドラマチックな演出効果を発揮します。今回利用したスタジオではスモークマシンも貸出しており、室内での使用が可能でした。

 

スモークマシンのリキッドには水性タイプと油性タイプがあり、水性タイプは、コンサートの演出などに利用されてます。機材や人体に影響が少ないとされていますが、比較的拡散しやすくスモークの塊時もムラになりやすいので、撮影する場合は噴き出し後のタイミングが重要になります。油性タイプは均等にスモークが留まりますが、油性なので機材や衣裳、床などに付着します。しかも引火の可能性があるため消防署に届け出が必要です。

 

今回お借りしたスモークマシンリキッドは、ANTARI(アンタリ)スモークマシーン用水性リキッドで、無臭、非刺激性、無毒性、不燃性で、ヘビータイプなのでスモークが水性にしては比較的残る(留まる)とのことでした。

 

 

スモークマシンをポートレート撮影に使用する場合は、モデルさんとスモークと照明の位置が重要になります。モデルさんの前に向かってスモークを噴出すると、スモークの拡散でモデルさんが隠れてしまい、場合によってAFでのピント合わせが困難になります。

 

スモークはモデルさんとバックライトの間に噴出させるのが基本形になります。

モデル Hinaさん
 

 

イメージ図 ↓

 

 

後は、空調の位置関係でスモークが流れる方向と、空気の回り込みなどのスモークの流れを確認して、モデルさんの位置、バックライトの位置、メイン照明の位置、カメラの撮影位置を決めていきます。

撮影には、スモークを噴出するタイミングと止めるタイミングも重要になります。

 

 

カメラマンが操作する場合、噴出開始は良いとして、スモークの量が多くなりすぎないうちに、スイッチで止める必要があるため、カメラの撮影を一旦止めてからスイッチで止めると、タイミングが遅くなってスモーク過多になってしまったり、止めた直後のスモークの流れのシヤッターチャンスを逃したりします。

 

今回は他にスタッフがいないので、モデルさんに操作をお願いしました。手でスイッチを上手く隠したり、衣裳で隠してもらいました。カメラマンが止めるよりも早く止められるし、止めたタイミングでのシャッターチャンスも逃しませんでした。

 

でも、ポージングに影響しない程度に操作してもらうのも難しい場合もあるので、やはりもう一人操作してもらえるスタッフさんがいた方が確実ですね。

 

ポートレートを楽しみましょう。

 

ではでは

 

 

今回の機材↓