前回の投稿から、かな~り時間がたってしまいました。あらためまして、果実帽子です。ポートレート写真を趣味で撮っています。

 

 

 

ポートレート写真は、一回の撮影でどのくらい撮りますか。と聞かれることがあります。自分の場合、連写モードは殆ど使わないのですが、露出ステップを0.3evにして、±ブラケット撮影しますので、ワンショットで3枚撮ることになります。そのためおよそ2400枚程度のデータになります。 ショット数で言うと、800程度です。ポートレート撮るカメラマンとしては少ない方かもしれません。

 

この中から、現像候補を30~50枚ほどに絞りだし、現像してモデルさんに渡します。そして審査サイトやフォトコンに応募する作品が1シーンでさらに1枚となります。

 

国内のポートレート作品の審査サイトでは、受かるのが応募数全体の1~2%(1日で約300作品の応募があるそうです)ですから、世に出る作品としては…厳しいですね。

 

 

 

さて、自分で撮った約2000枚の写真から、現像対象を絞り込する際には、以下の方法で行います。

 

現像ソフトでサムネイルを表示して、構図とかがいいかなと思ったら、フラグを立てます。サムネイルを最後まで見終わったら、フラグ付きのみ表示してセレクトのはじまりです。

 

まずは拡大して、ピントが甘いと現像しません。フラグを外します。被写体ブレもです。敢えてそういう意図を狙った場合は例外です。

 

サムネイルでみた時、構図が悪いものはすでに外していますが、拡大してもう一度見て背景をくまなく確認します。作品の雰囲気に邪魔なものが、現像でも削除が無理な状態で背景に写っていたら諦めます。(そもそも、そういうものは撮影時に場所変えるとか、排除しないとダメなのですが)

 

つぎはいよいよ現像です。この時に30~50枚程度に絞り込まれています。現像は、いままで作り込んだプリセットにイメージが合えば適用し、微調整します。最近の現像ソフトはマスク機能が強化されていて、パーツ毎の微調整が楽になりました。

プリセットが合わない場合は、トーンカーブや基本設定、彩度、輝度、シャープ、ノイズ調整をはじめから行います。

 

 

 

現像したデータは、共同作成者でもあるモデルさんに渡します。特にモデルさんからNGがなければ、投稿サイトに載せて良いと内諾貰っています。

 

審査サイトやフォトコンに応募するのは、あくまで1回で3枚以内です。

同じようなポーズの連写真は、「写真の選別力がない」とみなされてしまいます。

 

さらば、ニコパチポトレ。※

ポートレート作品を楽しみましょう。

 

※写真関係では、「ニコパチ」は、 「『ニコ』っと笑ったところを、『パチ』っと撮っただけの写真」という意味で使われます。

 

では、では。