今回の撮影は、廃墟スタジオでと決めていて、モデルさんにも事前に伝えていました。コンクリートの打ちっぱなしの柱と壁と窓から入る光だけて撮ります。壁にも装飾品もないスタジオなので、仄かに暗い感じに演出できる処です。

 

撮影前にモデルさんには、「捕らわれたひと」のイメージと伝えてありました。コンクリートの打ちっぱなしの薄暗い部屋で精神的に拘束されているイメージ(物理的な拘束具などは無しです)で、お願いしました。

 

撮影にあたっては、インスピレーションを貰った作品があります。1965年に公開された映画で、英米合作の「The Collector」です。

 

映画の内容は、検索するなり動画配信で観るなりしてみて下さい。古い映画ですが結構有名です。私は深夜映画で大人になってから観ました。(18禁止の映画ではありません)

 

 

・コレクターに捕らわれたひとは、コレクションとして地下室に閉じ込められます(イメージを表現)↓

 

 

 

さて、ポートレートを撮るには、いろいろな考えや方法があると思いますが、自分は心象的な作品に仕上げることを好しと考えています。カメラに向かって、ポーズや表情をはい撮ってと、決め決めにしたモデルさんを撮るのは好きではありません。

 

 

 

 

 

 

また、ふわりとしたハイキーなタッチも好きではありませんし、ブラックミストも使わないです。いつか、「闇の王展」に出展できる作品を撮ってみたいですが、いつになるのでしょう(笑)。

 

 

明るく撮ろうとしても、結局は冷たい感じに(笑)

 

さらば、ニコパチポトレ、

ポートレートを楽しみましょう。

 

ではでは。

 

 

 

機材のご紹介↓