瞑想の三つの注意
瞑想をする時の三つ注意の話をします。
一つ目は、努力のない呼吸、二つ目は、何もないところへの凝視。三つ目が
支えのない依り代を持たない思念です。
呼吸は努力のない呼吸、呼吸のコントロールが、無理のない呼吸は瞑想には
絶対条件なのです。要するに努力しなくても、出来る呼吸、それが一つの条件なのです。
それから、
対象のないものに凝視するというのも、対象のないところを凝視するということは、脳は一定にして、
そこのところで思考を止める。その心のままでずうっと保持していなければと思いますが
「ここ」と思ったらそこを保持するのです。5分10分30分1時間保持して行って下さい。
対象物のないとこに凝視するのが条件です。そしてもう一つ、支えのない思念とでもいうか。
要するに自分はこうなりたいからこうする。現実をこうしたいからこうする。覚醒するからこうする。
というような下手な思惑を持たないこと
そうでないと、「空」とか「悟り」とかいう道は探せなくなります。その道が塞がれるのです。
だから、頭の中には対象物のない凝視ができ、そこをしっかりつかまえたならば、そのまま保持
それが、支えのない思念。
そうすると自分の心がみえてくる。その時、その心にも、出るがまま、みるがままきます。
そのままというこです。その三つが出来るようになれば、悟りの方向が自然と出て
あくまで対象のないところを凝視したまま、ずうっといくのです。
そうすると、玉ねぎの皮が一枚一枚剥けるように深いところが解ってきます。