こんにちは。くらげです。
昨日の夜は、待ちに待った、
『カンタ!ティモール』上映会でした。
お客さんは…予想より少なめでしたが、
わざわざ岡山から駆けつけてくれた、
この上映会の共催でもある、
風人の祭2010・岡山のメンバーとも再会できて、
楽しい上映会となりました☆
このカンタ!ティモールという映画、
舞台となるのは、日本の南、インドネシアに隣接する、
東ティモールという小さな島国。
東ティモールでは、
子どもたちは川で遊び、田で遊び、海で遊び、
仲良く歌って踊って過ごしています。
そんな子どもたちに歌を教え、
ギターを弾きながら一緒に歌う青年、アレックスの歌は、
意味を聞くと、とても悲しく、辛いもの。
ティモール島は16世紀にポルトガルによって植民地化され、その後オランダが進出し、
1859年に西ティモールをオランダ領として割譲し、ティモール島は東西に分割された。
1949年にインドネシアの一部として西ティモールの独立が確定した後もポルトガルによる支配が継続。
インドネシア軍の西ティモールからの侵攻の中の東ティモール民主共和国の独立宣言。
しかし、直後にインドネシアが東ティモール全土を制圧した。
国連総会ではこの侵攻と占領を非難する決議が直ちに採択されたが、
米・欧・豪・日など西側の有力諸国は反共の立場をとるインドネシアとの関係を重視し、併合を事実上黙認した。
東ティモール沖の、油田の利権がそうさせたといわれている。
東ティモールの人々は、この侵攻の中で、
家や土地、そしてたくさんの命を失った。
その悲しみ、辛さ、苦しさを歌っていました。
でも、
『恨んではいない』
東ティモールのゲリラ軍が、インドネシアの兵士を捕らえたときも、
虐待などは一切加えず、ただ、自分達の望む平和を伝え、無傷で帰したそうです。
自分達を傷つけ、大切な人を傷つけ、殺した兵士を、
決して憎むことなく、許して帰したそうです。
東ティモールの人々の願いは、
ただ、大切な人たちと、
大地や神々への畏敬の念を忘れず、
平和に暮らして行きたいということだけでした。
私は、東ティモールという国の、
独立までの苦しみを、全く知りませんでした。
戦時中の日本の侵略や、
戦後、インドネシア軍の侵略を黙認したこと、
そんなことも知らなかった。
メディアには、ほとんど取り上げられない問題だったから。
映画の最後、
子ども達が、カメラに向かって、
大きな声で歌ってくれていました。
この子達に、明るい未来をプレゼントするために、
日本人である私は、何ができるんだろう・・・
まずは知ること。
そして、伝えること。
できる事を考え、行動すること。
辛い真実もたくさんあって、
胸が詰まる思いもあったけど、
映画に出てきた人たちの言葉や生活には、
人として生きる、本来の姿を教えてもらったようにも思えます。
この映画、各地で上映(試写会)が始まったばかりです。
お近くで開催されることがありましたら、
ぜひぜひ、足を運んでみてください。
*大阪での次回上映は、こちら*
9月26日(日)13時~
近畿医療専門学校4F講堂にて
〒530-0047大阪市北区西天満5-3-10
※地下鉄谷町線「南森町」(1)番出口より徒歩3分
※JR「大阪天満宮」より徒歩5分
入場料:3000円(当日は500円UP)
チケットなどお問い合わせは
info@happythinkpost.com
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