現職の再選しか考えてない自民党 県議区割り 大洗と鉾田で二人区  | 梶岡博樹オフィシャルブログ~この木なんの木かじおかひろ樹~立憲民主党 衆議院 茨城3区

現職の再選しか考えてない自民党 県議区割り 大洗と鉾田で二人区 



今朝の読売新聞で2年後の県議選の新しい選挙区の自民党案が報道されています。
馬鹿も休み休み言って欲しいというくらい、長老県議の再選だけを考えた区割りとなっています。
注目すべきは、大洗を無理やり鉾田と合区にして、一増し二人区とすること。これは、自民党は今後どうやって県民に説明するのか?
自らの既得権を打破できない自民党に、行政改革などはできるわけがない。




県議会定数問題、「鉾田・大洗」で新区案

 県議会改革の一環で協議が進む議員定数の見直しに関連し、既定方針の定数2減について、「鉾田市」と「大洗町」を統合する新たな選挙区割り案が浮上した。最大会派のいばらき自民党が現有勢力の維持を狙ってひねり出した策で、党内でも“大洗マジック”と揶揄(やゆ)する声が上がっている。各選挙区の定数が決まるには、まだ時間がかかりそうだ。■1増1減で相殺 「あの選挙区割りはないんじゃないか。地元だって強引だと思うだろう」。今月8日、水戸市笠原町に完成した自民会館の竣工式。県議や国会議員ら自民関係者60人が集まった会場の片隅で、若手県議の1人が同僚議員にこぼした。 選挙区の見直し案が浮上したのは、大洗町と茨城町で構成する「東茨城郡南部」(定数2)。議員1人当たりの人口が最も少なく、自民現職が2人いる選挙区で、真っ先に1減になるとみられていた。しかし、示されたのは東茨城郡南部から大洗町を外して1減、その大洗町を隣の「鉾田市」(同1)に加えて1増とし、選挙区割りを組み替えて増減を相殺させる案だった。■水戸、筑西で減 当初、有力視されたのは、「牛久市」や「龍ヶ崎市」(同各1)の定数を増やす2増4減案や3増5減案だった。しかし、今月上旬の最も新しい案は、大洗町が絡む1増1減に加え、県議の衆院選転出などで自民に影響の少ない「筑西市」(同3)と「水戸市」(同7)をそれぞれ1減らし、1増3減とするものだった。 あるベテラン県議は「当初案で定数が増える選挙区もあったが、仮に牛久や龍ヶ崎で増やしても、そこで自民県議が当選できる保証はない」と解説。1票の格差是正よりも、党利を優先する論理が働いた格好だ。■党内外から不満 「大洗の選挙区割り変更は既に確定的に語られるようになった。うまく帳尻を合わせた、まさに大洗マジックだ」。中堅の自民県議は皮肉を込めた口調で数字合わせのカラクリだと指摘する。 この“マジック”については、党内の一部に、幹部らが定数削減の影響を受ける重鎮の顔色をうかがいすぎているとの批判もあり、若手議員を中心に幹部の手法に対する不満がくすぶっている。 県議会の定数2減を巡っては、県市長会など地方4団体も「1票の格差の抜本的改善が図れるのか危惧せざるを得ない」と批判しており、外部有識者による検証などを求めている。(2012年8月14日 読売新聞)