県議選一票の格差2倍以内へ 県内団体訴える 県議会改革等調査検討会議
本日は県議会の定数と選挙区割り等を見直す茨城県議会改革等調査検討会議が開催されました。
本日の会議では、県内の各種団体の代表者から広く意見を聴取させていただきました。
全8団体から代表者にご出席いただき、第1部と第2部と4団体ずつ意見交換を行いました。
第一部の県内の団体の代表者の4名。
写真左から
一般社団法人茨城県経営者協会 幡谷副会長
茨城県農業協同組合中央会 加倉井会長
日本労働組合総連合会茨城県連合会 児島会長
公益社団法人茨城県栄養士会 高橋会長
各党の代表者が出席するこの検討会議で、みんなの党のかじおか博樹は、県議定数を現行の65名から42名へ削減すべきという大幅削減を求めています。
一票の格差の問題ですが、現状では東茨城県南部(大洗町+茨城町)の選挙区が人口26421人で県議一名に対し、牛久市は人口81684名で県議1名という、一票の格差があろうことか3.09倍になっている異常な状況です。
また、人口214590人のつくば市が定数4名に対し、つくば市よりも人口が少ない193129人の日立市が定数5名というあべこべな選挙区がある、大変おそまつな選挙区割りになっており、その点を団体代表者からも強く指摘を受けております。
かじおか博樹は一票の格差を2倍以内に抑えるための定数の変更案を提案させていただきました。
東茨城郡南部(26421人に1議席で現行定数2)を1減、潮来市(30534人に1議席)を合区、高萩市(31017人に1議席)を合区、牛久市(81684人で1議席で現行定数1)を1増、龍ヶ崎市(80334人で1議席で現行定数1)を1増。
3減2増させれば、一票の格差は1・82倍となります。最大格差は筑西市(36176人で1議席)と鹿嶋市(66093人で1議席)です。
しかし、この試算はあくまで一票の格差是正のためであり、県議定数の削減は盛り込んでいません。
一票の格差を最低でも上記の2倍以内にしながら、大幅な定数の削減をかじおか博樹は求めてまいります。
自民党の委員から「最初から定数削減ありきはおかしい」との発言が多く出ていましたが、製造業や電機メーカーが円高デフレで苦しむなか、県議だけが、年間拘束日数正味120日で年収1000万円以上の既得権を持っていることに対して、県民感覚からかけ離れているので、県民も苦しんでいるんだから、県議も身を切る改革をというのは、至極当然な県民感情であると、かじおか博樹は訴えました。
今後も県民の皆さんの声にしっかりと耳を傾け、県議会の改革を全力で訴えてまいりたいと思います。