常総環境センターで31000ベクレルのセシウム検出
一昨日の新聞各紙に常総環境センターの償却煤から基準値を超える放射性セシウムが検出されたと報道がなされました。
焼却炉では、飛灰といって煙突方向ののフィルターに集まるものと、主灰といっていわゆる炉の下方に貯まる燃えかすの2種類があって、ほとんどの焼却炉がダイオキシン対策で、800度以上の高温で焼却しており、641度で気化するセシウムはガス化するので、主灰ではなく、飛灰の方がセシウムが貯まりやすく、今回は国の埋め立て基準値が1キロ当たり8000ベクレルのところ、基準値を大きく上回る31000ベクレルが検出され屋内での保管を始めました。
東京で基準値を超える煤が検出されて、環境省から15都県が検査を行うことになり、本県は放射線監視センターがあるので、早い対応となりました。
641度沸点のセシウムがガス化したものを200度以下に急激に下げて個体に戻ったものがバグフィルターで集められる仕組みで、常総環境センターで検出されたものが県内で最高値となりました。
20日で保管場所が満杯になるということで、一日も早く国が指針を示す必要があります。