福島原発事故の茨城県の対応状況 まとめ | 梶岡博樹オフィシャルブログ~この木なんの木かじおかひろ樹~立憲民主党 衆議院 茨城3区

福島原発事故の茨城県の対応状況 まとめ

明日で東日本大震災から3カ月となりますので、ここで今一度福島原発事故の県の対応状況をまとめさせて皆様にご報告させていただきます。


1、放射線の監視

(1)県の対応

  ・北茨城市、高萩市、大子町に可搬型モニタリングポストを設置し、監視体制を強化(3月12日~)

  ・東海・大洗地区の固定放射線測定局(41局)を継続監視

  ・全31市町村において、モニタリングカーによる定点観測を実施(毎月第2、第4水曜日、5月11日~)

  ・全市町村に放射線モニターを配布(5月10日:24市町村に配布、5月23日:20市町村に配布)

    


(2)放射線測定結果

 ①陸上

  ・3月15日0時20分から、北茨城市及び東海・大洗地区の測定値が上昇

  ・最大で15・8マイクロシーベルト/時間(北茨城市3月16日11時40分)

  ※胸部レントゲン(50マイクロシーベルト)(参考データ)

  ・現在、全地点で0・2マイクロシーベルト/時間 以下

  ・積算線量は、北茨城市において770マイクロシーベルト(5月18日現在)




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県北地域の放射線状況(3月15日~6月7日)(可搬型モニタリングポスト)


 ②海上

  ・文部科学省と東京電力が、北茨城市から神栖市までの沖合5地点で実施

  ・全地点で放射性物質は不検出


2、水道水、農畜水産物等の測定結果

(1)水道水

  ・県のモニタリング調査で日立市、北茨城市、東海村、取手市において乳児の指標値(放射性ヨウ素100     Bq/kg)を超過

  ・市町村における独自調査で、常陸太田市、古河市、笠間市においても同様に超過

  ・指標値を超過した市村においては、乳児への水道水摂取の自粛を広報

  ・3月25日から27日にかけて、乳児への水道水摂取の自粛は解除

  ・継続的なモニタリングの実施(14市町村17カ所)


(2)野菜

 ○検査を実施

  ・3月19日:ホウレンソウから暫定規制値を超える放射性ヨウ素・セシウム検出

          →市町村・JA等に出荷・販売の自粛を依頼

  ・3月21日:ホウレンソウ・カキナについて出荷制限の指示(国→県)

  ・3月23日:パセリについて週か制限の指示(国→県)

  ・4月17日:ホウレンソウ(北茨城市・高萩市除く)、カキナ、パセリの出荷制限解除指示(国→県)

  ・5月16日:茶葉から暫定規制値を超える放射性セシウム検出

          →大子町、酒井町に対し、出荷の自粛を依頼

 ○出荷制限解除後のモニタリング調査を1週間程度ごとに実施


http://www.pref.ibaraki.jp/20110311eq/data/kekka.pdf


(3)畜産物

 ①原乳:

   ○3月22日:暫定規制値を超える放射性ヨウ素検出

   ○3月23日:原乳について出荷制限の指示(国→県)

   ○4月10日:原乳について出荷制限解除指示(国→県)

   ○出荷制限解除後のモニタリング検査を週1回実施


http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110603_03/


 ②畜産物:

   ○3月末に牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵の検査を実施

    →暫定規制値を下回る結果

 

 ③牧草

   ○5月9日に採取した県内3カ所の牧草を検査

    →石岡市の牧草が放射性セシウムの暫定許容値を上回った。

   ○6月8日に採取した県内9市町の牧草を検査

    →いずれも基準値を下回り、県央・六甲地区の放牧自粛を解除


http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110609_01/


(4)水産物

   ○検査を実施

    ・4月4日、コウナゴ(イカナゴ稚魚)から規制値を超える放射性ヨウ素検出

     →4月5日:漁協等にコウナゴの出荷・販売の自粛を依頼

    ・4月29日に県調査船が採取したコウナゴから規制値を超える放射性ヨウ素検出

     →茨城県漁業関係東北関東大震災対策本部が、今季の操業終了を決定



http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/20110601_02/



(5)特用林産物

   ○原木しいたけ:4月20日、5月11日に検査を実施

    →暫定規制値を下回る結果


(6)土壌

   ○4月8日、国の協力の下、田植の実施判断のため18地点を調査

     (園芸県である本県では、畑3地点も含めて実施)

     →放射性セシウム濃度は92~496ベクレル/キログラムであり、全調査地点で上限値(5000ベクレル/キログラム)を下回る(本県では水稲の作付け制限不要)

 

http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110408_20/


(7)その他

   ○下水汚泥

    ・5月5日、脱水汚泥、焼却灰を測定し、焼却灰から17020ベクレルの放射性セシウムを検出。

    ・国へ放射能量の基準値の策定及び下水汚泥等の安全な処理方策の早急な策定を要望



☆最新の情報は県のホームページをご覧ください。


http://www.pref.ibaraki.jp/index_shadow.html