茨城の海を愛するサーファーの皆さんへ | 梶岡博樹オフィシャルブログ~この木なんの木かじおかひろ樹~立憲民主党 衆議院 茨城3区

茨城の海を愛するサーファーの皆さんへ

<

本日は午前中に茨城県議会議会運営委員会が開催され、午後からは、福島原発で低濃度汚染水を海に放出している状況を鑑み、急遽、今夏の海水浴やサーフィンをはじめとする茨城の観光業の風評被害対策を県庁担当部署の方々と意見交換会を開催させていただきました。

県議会議員の方々は皆それぞれの横顔を持っておりまして、今回の震災では、農業を営んでいる県議の方は農作物の風評被害対策に奔走しておりますし、漁業を営んでいる方は同じく海産物の風評被害対策に尽力されております。

今現在、県議でサーファー議員はかじおか博樹だけですので、海水浴をはじめとする茨城の夏の観光業の風評被害対策に茨城サーフユニオン顧問としても活動しているところでございます。


ここ数日間、県内のサーフショップのオーナーさんから海水の状況についてのお問い合わせを多くいただき、かじおか博樹も県庁で正確な情報の収集に努めてまいりました。

3月31日大洗で開催された日本サーフィン連盟茨城南支部の緊急会議と4月1日ひたちなか市で開催された茨城サーフユニオンの臨時会議での議論と方向性を県政に反映させるため、本日は急遽県庁の担当部署と意見交換会を開催させていただきました。

会議で決まったことなどを伝えていただくためサーフィン業界からは大洗町でサーフショップを営む元プロサーファーの小野瀬さんにも急遽出席していただきました。


3月19日に北関東道が全線開通し、今年の夏は例年より多くの海水浴客が見込まれていただけに、県側のショックも大きいです。

意見交換会の結果、2つのことを要望させていただきました。


①夏の海水浴場開設前に県内全海水浴場で大腸菌等の水質検査を行って透明度等をプレスリリースするのですが、残念ながら検査の項目に放射能濃度はありませんでしたので、今年の夏の海水浴場の風評被害を防ぐために、県内全海水浴場での水質検査に放射能濃度の項目を付け加えて、基準値以下であれば安全宣言を出すこと。

②海水の放射能濃度が様々な単位があり一般の方にわかりづらい状況であるので、検査結果をレントゲン等の例えをあげて海水の安全性をわかりやすく説明し、観光業への風評被害軽減に努めて頂くこと。

以上を要望させていただきました。

今現在、茨城の海水を判断する材料を茨城県原子力安全対策課からいただきましたので、ここでご報告させていただきます。

茨城の海を愛する皆様には、これらの情報源から正確な情報収集に努めていただき、風評被害を起こさないためにも冷静な対応をお願いしたい思います。

また、行政が復旧作業をしている横でサーフィンするのはいかがなものかと思いますので、各自サーファーとしてのプライドを持って行動していただければと思います。

茨城の海水の情報源①

東海村第2原発排水口モニタリングへのリンク

※通常は25~30の値で変動していることが多いとのこと

茨城の海水の情報源②

福島原発周辺の海水(表層)の放射性物質濃度へのリンク

※現在福島原発沖の10カ所で測定していますので、こちらでも茨城の海水の参考になります