前回のあらすじ

 

幼稚園の年長さんで

急に幼稚園に行けなくなった息子。

 

理由は「お母さんと離れたくない」

 

そんな中

「文字が動く」

と言い始めて…

 

勇者みどり

この状況をどうクリアする!?!?

 

 

 

 

④ディスレクシア?

 

文字が動く、良く見えない

というのが

息子にとっての「普通」だったようで。

 

いつからかな?

 

にも

 

もともとだよ。との返答。

 

 

 

見え方を確認すると

こんな感じ。

 

 

紙の中を動く文字。

 

 

 

 

 

しかも

文字自体も回転!!

 

 

あ~

こんなの、読みたくないよねぇ

 

 

 

眼科で

細かくチェックしていただいて

 

目や視力に異常がないのは

確認済みです。

 

 

覚えるのが得意で、1歳の後半には

絵本を何冊も暗記していた息子。(耳コピ)

 

絵本好きで、暗記力があるのに

文字には全く興味を示さない…

 

確かに、おかしいよね!?

 

 

ここで

「ディスレクシア」に

行きつきました。

 

 

ディスレクシアとは

学習障害のひとつ。

 

全体的な発達の遅れはないのに

文字の読み書きに限定した困難がある疾患。

 

発達性読み書き障害

識字障害や、読字障害と

呼ばれることもある。

 

 

幼児期は

文字に興味を示さない

などの特徴がみられるそうで。

 

これはぴったり!!!

ディスレクシアなんじゃ…?

 

 

勇者みどり、ガクブル!!

だが、判定ができない!

 

 

あああ

 

だれか専門の方よ!賢者よ!

教えておくれー!

 

 

幼稚園に行けなくなり

嘔吐や下痢などの症状もあるので

 

勇者みどりは

一緒にこの迷路を乗り越えるための

パーティーを組もう!

 

 

必死で仲間を募ったのです。

 

 

不登校のカウンセリングや

発達外来のある病院

行政の子育ての相談窓口

大学のしている心理系の相談窓口

 

 

もう

いくつもいくつも。

 

 

あちらこちら電話をかけて

予約をとろうとしました

 

 

が…!

 

 

どこもかしこも、満杯!

1年待ちや、半年待ち!

数か月待ちが当たり前。

 

 

うえーん

小学校入学前に

いい方向にもっていきたいのにぃー

 

 

一番早く相談できたのが

 

行政のやっている

子育ての悩みの窓口で

 

ここでは、何回か、面談をしました。

 

 

文字が動く

についても、相談したんですが

 

 

担当者さんは

「?初めて聞きました。」という感じで

アドバイスはありませんでした。

 

きっと専門が違ったんですね…

 

 

 

この行政の相談機関では

発達の検査である

K式発達検査を受けてましたが

 

ここでは

発達において

特別な課題は見つからず。

 

何度か相談をするも

進展はなく、という感じでした。

 

しょぼ~ん

 

 

 

幼稚園から

大きな療育施設に紹介する方法も

あるそうなんですが

 

息子の場合は

 

幼稚園生活では

何も問題がないタイプのため

 

機関に紹介する優先順位が低くてできない

言われてしまっていました。

 

 

 

え?

仲間、どこ…?

 

 

ぎぃやああああああーーーーーー!!!(絶叫)

 

 

 

 

 

 

 

ということで

発達外来のある病院の

予約の日(なんとかとれた)まで

 

できることをやる!

勉強&情報収集だ!

 

 

うちの母は、

あれ?スパイかな?ってくらい

情報収集にたけているので

 

様々なことを勉強してくれて

あと、発達に詳しい専門職のお友達にも

相談してくれました。

(Sさん親子、ありがとう!深謝)

 

 

 

ディスレクシアの本は

色々と読んだんですが

 

運命の一冊がこちら!

 

 

 

全体的な雰囲気をつかむために

とても良かった

 

上に

 

衝撃の走る文章が…!!!

 

 

 

ディスレクシアに詳しい

筑波大学の先生の言葉です。

 

 

「文字が浮き上がる とか 動くとか、

そのようなことは

一般的に

発達性読み書き障害のあるお子さんでは

ありません」

 

 

 

ありませ…

ありません!?

 

 

基本的に 文字は、動かない!!??

 

ななな

なんですとーーーーーーーーーーーー!!!

 

 

 

 

夜中でしたが

口に手を当てて

 

「おわーーーーー!!!」

 

って言いました。

 

 

 

 

じゃあ、じゃあ、じゃあ

ディスレクシアではないってことーーーー!?

 

ばりっばり動いている

息子の

これは、

これは なーにーーーーーー!?

 

 

ディスレクシア当事者の方の

エッセイ・自伝も

数冊読んでいたんですが

 

文字が動く、と書いている人はいなくて

少し、引っかかってはいたんです。

 

 

 

でも

まさか!!

 

 

 

 

 

ちなみに…

 

ネット上では、

ディスレクシアの見え方として

文字が動く、と説明しているものも

かなりあります。

 

動く動かないは、私には判断ができませんが、

これに限らず、

インターネットの情報は、玉石混交。

見極めなけれなりません。

 

 

 

ただただ、

やっぱり便利、インターネット!

 

今度は、文字が動く!ということに集中して

ネットで調べて、

 

おや!? というものを発見しました。

 

 

 

⑤アーレンシンドローム!?

 

 

今回勇者が発見したもの

 

それは、「アーレンシンドローム」

 

 

ディスレクシアが

脳機能の発達に原因がある

考えられているのに対し

 

アーレンシンドロームは

視覚の過敏症です。

 

光に敏感なため

文字が動いたり、揺れたりします。

 

 

日本では

筑波大学の発達教育相談室で

検査を行っています。

 

検査結果をもとに

アメリカから

専用のアーレンレンズを取り寄せて

 

それを眼鏡にして加工すれば、

文字が動かなくなるそうで…

 

 

 

 

これ

筑波大学に行くっきゃないでしょー!!!

 

 

そして、もし、アーレンだったら、

眼鏡を作るっきゃないでしょーーーー!!!

 

 

大興奮した勇者は

すぐに、検査の窓口に電話をしたんです。

 

 

 

⑥ やったぜ!からの落下

 

もしもし

 

アーレンシンドロームの検査を受けたいんですが

 

「今、受付をしていません」

応募者が多い & コロナで閉めました状態。

 

 

 

(・ェ・)

あわ、あわあわわ…

あの…ちなみに

いつ受付を再開する予定でしょうか…

 

 

「未定です。」

 

 

他に

アーレンシンドロームの検査ができるところを

ご存じないですか?

 

 

「日本でここだけです」

 

 

 

 

 おわった (・ェ・)b

 

 

 

⑦救世主現る

 

迷路行き止まり状態で、

しょぼんぼんぼんでしたが…

 

ええーい

 

あきらめるわけにはいかないのだっ!

息子の為なら、えーんやこーら!

 

 

 

 

今度は!!!

 

おそらく

日本で一番たくさん

アーレンレンズを加工して

眼鏡に仕立て上げ

 

ご自身もアーレンシンドロームに詳しい

東京の眼鏡屋さんの

ブログを見つけました。

 

アーレンシンドロームに対応する

オリジナルの眼鏡も

作ってらっしゃる、

 

ということで…

 

 

相談させていただこうと思い

コンタクトをとりました。

 

 

 

 

そして

 

翌週には

東京へ飛んだのです。

 

ぴゅーーーーーーん!!!

 

※筑波大学のアーレンシンドローム相談窓口は

7月時点では再開しています!

 詳しくはまた書きます。

 

 

 

眼鏡屋さんでチェックしていただいて

これで解決!

 

 

思いきや…

 

こちらの

眼鏡屋さんでは

 

アーレンシンドローム よりも

ここが気になる!!

 

 

意外なお答えをもらったのです・・・・

 

 

 

あわわわ

 

 

迷路は続く!