養成所で先生をしてきました | 鍛治本方程式

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演劇集団キャラメルボックスの俳優、鍛治本大樹の日記です。

こんにちは

先生と呼ばれるのは恥ずかしい鍛治本です。


昨日は朝一のオーディションを終えて、アニモアクターズソースの授業に。

所属している事務所の養成所です。


前にも養成所で単発のワークショプをやらせてもらったことがあったけど、

今期からカリキュラムの数コマを担当させもらった。


キャラメルボックス俳優教室と違って、こちらの生徒さんは、声優志望(が一番多いかな?)、映像、舞台志望と様々。


基本的には、いつも自分で開催している鍛治本ワークショップ(名前は仮)で、大切なことは隠さずほぼほぼ公開しているのですが、いつものワークショップは演技経験完全不問(その方が面白いのです)


養成所のみんなは、プロになりたい、現場によばれたい、お金を稼ぎたいという目標を持った人たちばかり。

当然それなりの覚悟が必要になります。

こちらも力が入ります。


でも、結果、言ってる事は一つだったなあと終わった後に、振り返る。


「自分のためじゃなくて、相手の為に台詞を吐いて、相手の為に動き、相手の投げてくれたものをしっかり受け止める」


「失敗したくない、恥をかきたくない、傷付きたくない、怒られたくない」という自分に向きがちな矢印を、常に相手に向け続ける事。


このアドバイスは常に僕自身にも返ってくるし、ずっとこれからも肝に命じていかなければいけないこと。


技術は的確な方法で努力を続ければ、少しづつでも成長していくけど、時間がかかる。


心持ちは一瞬で変えられる。

めちゃくちゃ怖いけどね。


でも、日常ではわざわざやらない怖い事をやれるから、人は応援してくれるし、お金を払って観てくれるんだと僕は思う。


みんな一緒に頑張ろうな。