夜な夜な素振りをしている鍛治本です。
くろステが終わり、落語も終わり、色んな仕事をしながら、徐々に『エンジェルボール』の稽古開始が近付いてきている。
今回は、飛騨俊吾さんの小説「エンジェルボール」を原作とする舞台。
今回は、全4巻中の2巻までの舞台化。
原作があるものの舞台化の時に、先に原作を読了してから観たい人、全く知識を入れずに観て後追いで読みたい人に分かれると思う。
それぞれに楽しみ方があるのだろう。
だけど、今回は僕個人的には、あくまで個人的には、原作を先に読むことをお勧めしたい。
全4巻という長編だけど、読み始めるとあっという間だった。
今回は2巻までだけど、原作を読むことで、色んなことが補完されて、この先どうなるんだよー!知ってるけどさー!と舞台を観た時に楽しみが増えるんじゃないかと思ったのだ。
もちろんネタバレを極力排除したいと思うお客さんも沢山いると思う。
でも僕は、最後までのストーリー展開にハラハラする楽しみ以上に、それぞれの関係性や日常的な親子の会話にいちいち泣かされた。
それは、お互いがお互いを想っていること。
それなのに、素直になれなかったり不器用だったりで、上手くいかなかったり、じれったく感じたり、といったことに共感したから。
何はともあれ、夏はもうすぐ。
そこまで来ている。
本番一回観る楽しみだけじゃない、皆さんと一緒に楽しめる方法を模索したい。
せっかく準備に時間をかける贅沢な演劇だから。
素振りをしながら時を待つ。
