2024.5.19 公益財団法人日本民謡協会(東京都品川区)のホールで民謡民舞少年少女東京大会が開催されました!



​大会プログラム



子供達のかわいい唄声が会場中に響き渡っておりました。


ここ数年、大会自体コロナ禍や少子高齢化で参加人数が少なくなってきておりましたが、コロナが落ち着き解放され、新しい出場者も増えるなど少しずつ盛り上がりを取り戻してきているように感じます。


私は大会当日役員の集計係として個室で1人パソコンに向き合い集中作業。

会場で直に子供達の唄声が聞けないのは少し寂しいが、パソコンの作業は好きなので集計係に当たると嬉しいのだ。


昨日の大会でとあることをきっかけに、5年ぶりにアメブロを再開することに決めました。


大会終了後、集計も終わり片付けの手伝いをするのに会場へ向かったところ、階段の踊り場で中学生くらいの男の子からお声をかけられました。

誰か探している人でもいるのかな?

賢そうでお顔立ちの整った、絶対将来アイドル級にカッコよくなるであろう男の子から声をかけられ、おばちゃんが知ってることはなんでもお伝えしますよ〜とホクホクしながら耳を傾ける。


男の子「和田みち子さん、昨年の全国大会見ました」


え!?えええ!!

なぜ私のことを、というか私の名前を知ってるのか!前にお話したことあるかな、いやあったら絶対覚えてるし…


男の子「前に岩井先生にお会いして」


あ、そうか師匠のこと知ってたから全国大会の時に私のお囃子してくれた師匠を見て、私が弟子だから覚えててくれたんだね。


私の師匠の岩井きよ子先生は民謡界の中でも古くから活躍しているプロの民謡歌手で、根強いファンも多い。めっちゃ厳しいけど私が10年満たずに全国大会(内閣総理大臣杯争奪戦)に出られたのも師匠の指導の賜物である。


そうだよね、そうじゃなかったら私のことなんて知らないよね。師匠に感謝✨


でも内閣総理大臣杯でも60人は出場者がいる中で、よく私の名前をフルネームで覚えててくれたなあ、しかもあの時喉の調子悪くて、死にそうなほどひどい形相で唄ってたから、なんか見てくれた彼に申し訳なさを感じつつ、よくたくさんいる中で名前覚えてくれたねと聞いてみた。すると彼の口から、


「ポンコさんですよね、ブログ見ました」


え、


もしかして


このアメブロ?


見ててくれた人がいたの?

しかもこんなに若い子が!!


そしたら、隣にいたお母様も

「あ、ポンコさんでしたか、私も見ました。

先生との出会いの部分とか。

ポンコさんと言われて今気づきました。」


なんとお母さんまで見てくれてたなんて(T . T)


嬉しいのと 恥ずかしいのと 驚きとで…

一瞬思考停止。きっと彼とお母さんの前でかなり取り乱してたんじゃないかと思う。


ブログを見たと言ってくれた人は初めてだったし、

本名載せてなかったから、リンクの動画見ないとわからない状態。しかし彼はちゃんと見てくれていたのだ。ブログ立ち上げてからこの8年間、誰にも言われたことなかった。本当に嬉しかった。

8年前の私グッジョブ!


しかも彼は、今大会の優勝者🏆

素晴らしい磯節で、私も集計しながら

うわ、この子上手いなあ✨すげ〜

と思いながら聞いていた。

民謡に対する探究心も強く、様々な民謡を調べて、唄を聴いて勉強している。今までこんな子に出会ったことない!と思うくらい民謡を愛する心は大人でも顔負けである。


私「どうして民謡を始めたいと思ったの?」

男の子「地域の様々な文化を知ることができるから」(的なことを言ってたような気がする。違ってたらごめんね。)


もう、素晴らしいとしか言いようがない✨

きっと将来、素晴らしい民謡の担い手になってくれるでしょう。おばちゃんもファンとして応援してます!


そんな彼から声を掛けてもらい、私も私なりにできることを頑張ろうと心が動かされた。


ちゃんと見てくれてる人がいる、と実感させてもらえたので、またブログを再開しようと思う。


民謡に興味を持ってくれた人や、これから始める人、私みたいに大人になってから本格的に挑戦する人もいるかもしれないし、始めたばかりだからこそ感じることや視点がある。民謡の垣根が少しでも超えやすくなるように、また少しずつアップしていきたいと思います。


まずはここ数年分の活動を思い出しながら綴っていきます。