下請け工事をやりたくない訳ではないんです。難しいんです。 | 現実的な家造り 広島市の工務店 株式会社カジカワ

現実的な家造り 広島市の工務店 株式会社カジカワ

100年以上続く大工の家系です。注文住宅からリフォーム、リノベーションまで何でも請け負っています。
打ち合わせ、設計、工事のほとんどを私か父が一貫して行います。

今、ある会社の下請けの見積もりや、工事の準備をしているのですが、下請けって難しいですよね。


その会社は、昔うちの会社で働いていた大工さんが引退するので、紹介された会社です。


うちは、95%以上お客さんから直に依頼を受けて工事をする元請けで仕事をしています。


しかも、工事を全て外注している訳ではなく、ほぼ自分で工事をします。

設計も、管理も、打ち合わせも、全部自分でやってます。


出来る仕事の幅がかなり広いんです。


しかも、長く建築業をやっているので、仕入価格がかなり安く、元請けの会社の仕入価格よりも安い場合が多いです。


僕らも元請けに間に入ってやり取りされると面倒なので、いつものようについついお客さんと直にやり取りしてしまいます。


お客さんからしたら、梶川さんが打ち合わせから仕入れ、工事まで全部やるのに何で元請け会社にマージンを払わないといけないの?って感じだと思うのですが、世の中そういうものです。


元請けからお客さんを奪ってしまうような行為ですよね。


今回の工事は元請け会社の工事ですが、次から直接うちに問い合わせがきます。


そうなった時にはどうしたらいいものか…


元請けが安く品物を仕入れる事が出来るなら元請けが仕入れてうちが工事になるのですが、うちの方が仕入値が安いのが問題なんですよね…


別に下請けに入るのが嫌いな訳ではないんです。

仕事が無いよりはあった方がいいですからね。


ただ、自分の会社で抱えている工事をしながら、他社の取ってきた仕事をお客さんとの間に人を入れながらするのはとっても難しいんです。