1. いけにえに手を置く

「もしそのささげ物が、牛の全焼のいけにえであれば、傷のない雄牛をささげなければならない。それを、彼が主の前に受けいれられるために会見の天幕の入口の所に連れて来なければならない。その人は、全焼のいけにえの頭の上に手を置く。それが彼を贖うため、彼の代わりに受け入れられるためである。」(レビ記1:3-4 新改訳聖書)

今日は、牛を全焼のいけにえとして主の御前に捧げます。そのいけにえに、傷があってはなりません。この傷のないいけにえは、罪のないお方であるイエス様を指しています。

ここで、注目すべきは、祭司は、いけにえに傷があるかどうかをチェックするのであって、いけにえを連れて来たあなたに傷があるかどうかをチェックするのではありません‼️

いけにえを連れて来たあなたに向かって、
「あなたは、いったいどういう人ですか？まさか、傷もんじゃあ、ありませんよねー。日頃どんなことを考えてるんですか？日頃の行ないはいかがなものですか？どんな教会に行ってるんですか？生い立ちはどんな？家庭環境、育った環境、親の職業、学歴、職歴、教会歴、信仰歴、etc、、、あ〜😩あんた傷がありますねぇ〜出直してください！」
なーんてことは、一切言いません‼️
いけにえを連れて来たあなたのことは、眼中ないのです‼️ただ、いけにえに、傷があるかないかをチェックするのです‼️アーメン‼️
そして、イエス様には、もの見事に何の傷もないのです‼️ハレルヤ‼️

あなたのすることは、ただ一つ。いけにえの上に両手を置くことです。
それは、このいけにえが、あなたの代わりに受け入れられるのだ、という信仰の行ないです。

イエス様の十字架と復活には二重の意味があります。一つは、完全な身代わりです。そしてもう一つは、完全な代表です。

2. 裁き尽くされた私達の罪

イエス様は、私達の過去、現在、そして未来にわたる全ての罪に対するペナルティーを受けて、神によって徹底的に裁き尽くされたのです‼️

主イエスは、十字架の上で、声高らかに宣言されました。It is finished‼️アーメン‼️ハレルヤ‼️

今日は、詳しく見る時間はありませんが、民数記19章に赤い雌牛の灰の話しがあります。

やはり傷のない赤い雌牛は、焼き尽くされて灰となり、灰となってしまえば、もうそれ以上、火はつきません。
この赤い雌牛の灰は、裁きの完了を意味しています。私達に対する神の裁きは、キリストの十字架で完了したのです。

ですから、もしも、私達の罪のゆえに、神が私達を改めて裁くというのなら、神は同じ罪に対して二度も罰を与えるという不正を犯すことになります。
義なる神は、そんなことをしませんし、出来ません‼️
キリストの血のゆえに、神は私達の味方です‼️サタンは敗れたり‼️ハレルヤ‼️

とかく私達は、私達の贖罪行為、つまり、罪を犯したことを済まなく思ったり、弁償行為をすれば、罪が軽くなる、または、赦されると考えがちですが、それは、誤解です！
罪は、正当に裁かれることによって帳消しにされ、もはや存在しなくなるのです。

神は、キリストに於いて、私達の全ての罪に対する裁きを完了しました‼️
御子イエスの血は、私達の罪を完全に洗い清めたのです‼️アーメン‼️ハレルヤ‼️

確かに主イエスは、私達の完全な身代わりです‼️
と、同時にイエス様は、私達の完全な代表です。

3. キリストと共に死に、共に復活

イエス様は、神の御子です。即ち、神です。しかし、イエス様がこの地上に来られたのは、人となるためであったことを忘れてはいけません。

「キリストは神の御姿である方なのに、神のあり方を捨てられないとは考えず、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられました。人としての性質をもって現れ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまで従われました。」(ピリピ2:6-8 新改訳聖書)

「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。」(ヨハネ1:14 新改訳聖書)

より分かりやすく、また具体的に言いますと、主は、あなたと成るために、また、この私と成るために来てくださったのです。

「しかし、あわれみ豊かな神は、私たちを愛してくださったその大きな愛のゆえに、罪過の中に死んでいたこの私たちをキリストとともに生かし、—あなたがたが救われたのは、ただ恵みによるのです— キリスト・イエスにあって、ともによみがえらせ、ともに天の所にすわらせてくださいました。」(エペソ2:4-6 新改訳聖書)

イエス様は、十字架で死なれましたが、そこで死んだのは、古いあなたであり、私です。
イエス様は、三日目に復活しましたが、墓から出て来たのは、真新しいあなたであり、私です。
イエス様は、天に引き上げられ、今や神の右に座し、ありとあらゆる祝福されていますが、今、天にいて神様のありとあらゆる祝福で祝福されているのは、あなたであり、私なのです‼️ハレルヤ‼️アーメン‼️

「わたしたちは、この事を知っている。わたしたちの内の古き人はキリストと共に十字架につけられた。それは、この罪のからだが滅び、わたしたちがもはや、罪の奴隷となることがないためである。」(‭‭ローマ6:6‬ ‭口語訳‬‬)

knowing this, とある通り、これは啓示です。
私達の血肉ではどうにも把握出来ない事柄です。しかし、聖霊様の啓示の光を私達が受ける時、このキリストに在る真実は豊かに実を結びます。

それにしても、「罪の奴隷」とは、、、。
主人である罪の命令を、嫌でも行わなければならない実に惨めな古い人の特徴を現わす言葉です。ご主人様である「罪」が右と言えば、右に行き、左と言えば左に行き、あゝもういい加減やめたいし、やめなければいけないことくらい分かっているのにやめられない、、、。どうしたらいいのか？？？

ここで、啓示が臨みます。
私達の古い人は、キリストと共に十字架につけられました‼️

「それは、すでに死んだ者は、罪から解放されているからである。」‭‭(ローマ6:7‬ ‭口語訳‬‬)

どんなに酷いパワハラ主人も、死んだ人間に向かって、命令しません！
確かに、キリストが死んだ時、私達も死んだのです。

「お前は、もう死んでいる。」

エッ！一体いつ？二千年前です。キリストが死んだ時、あなたも私も死にました。キリストは、私達として(as us) 死んだのです。まことにキリストは、私達の完全な代表です。

4. 事実、信仰、体験の順番

もちろん、私達の目に見える現状が、御言葉にある真理と正反対なんてことは多々あります。罪に対して死んでいるどころか、逆に罪の忠臣として熱心に仕えているかも！

しかし、事実は事実です！神様の恵みは、何事も、、、

⑴ 事実 → ⑵ 信仰 → ⑶ 体験

の順番です‼️

事実、即ち、キリストに在る事実、永遠の事実、神の現実を、聖霊の啓示の光の中で、受け入れることによって、この事実は、私達の体験の領域に及ぶのです。私達は、聖霊様の助けによって、キリストに在る事実に注目すべきで、決して日常的な体験を必要以上に注視してはなりません。

恵みとは、神が、キリストに於いて、私達のために既に成し遂げた、ということです。
即ち、キリストの十字架と復活に於いて、神は、私達のために全てを完成したのです。
私達は、このことを、信じるだけで良いのです。
(to be continued、、、)

キリストの十字架を覚えるエルサレム旧市街、園の墓にて。

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