優游涵泳

優游涵泳

[ゆうゆうかんえい]ゆったりとした気持ちで学問や芸術を味わうこと。

…には程遠く、いろいろな外国語を特に目標も定めず緩く学習。
そして、主に日本語と英語以外のポピュラー音楽の紹介も。

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気が付けば結構な数の音楽記事を書いている。
ということで、音楽を貼りつけた記事のまとめページです。
テーマが「音楽」じゃない記事も含まれます。

国・地域別五十音順

アイスランド
アイスランド語:
Rökkurró(ロフクロウ)
Sigur Rós(シーグル・ロウス)
言語不明:
Retro Stefson(レトロ・ステフソン)

アフガニスタン
ダリー語:
Kabul Dreams(カーブル・ドリームズ)

アメリカ合衆国
英語:
Yellowcard(イエローカード)

イスラエル
ヘブライ語:
מטרופולין /Metropolin(メトロポリン)

イタリア
イタリア語:
Vanilla Sky(ヴァニラ・スカイ)

ウェールズ
ウェールズ語:
Brigyn(ブリギン)
Cowbois Rhos Botwnnog(カウボーイス・フロス・ボトゥンノグ)

ウクライナ
ウクライナ語:
Скрябін(スクリャービン)

エストニア
エストニア語:
Antonina(アントニナ)
August Hunt(アウグスト・フント)
Marilyn Jurman(マリリン・ユルマン)
Paha Polly(パハ・ポッリ)
Ursula(ウルスラ)

エチオピア
アムハラ語:
ጃኖ ባንድ /Jano Band(ジャノ・バンド)

オランダ
オランダ語:
Want Want(ヴァント・ヴァント)

カナダ

フランス語:

Klô Pelgag(クロ・ペルギャグ)


グリーンランド
グリーンランド語:
Nanook(ナヌーク)

クロアチア
クロアチア語:
Kinoklub(キノクルブ)

ジョージア
グルジア語:
პორნოპოეზია /Pornopoezia(ポルノポエジア)

スウェーデン
スウェーデン語:
Love Antell(ルーヴェ・アンテル)
Movits!(モーヴィツ!)
Säkert!(セーケット!)
Veronica Maggio(ヴェロニカ・マッジョ)
北サーミ語/スウェーデン語:

Sofia Jannok(ソフィーア・ヤンノック)

英語:
Royal Republic(ロイヤル・リパブリック)

スペイン
スペイン語/英語:
The Right Ons(ザ・ライト・オンス)

スロヴァキア
スロヴァキア語:
BijouTerrier(ビジュテリエル)
INEKAFE(イネーカフェ)
Zoči Voči(ゾチ・ヴォチ)

スロヴェニア
スロヴェニア語:
Dan D(ダン・デ)

チェコ
チェコ語:
Kryštof(クリシュトフ)
Xindl X(ジンドル・イクス)

デンマーク
デンマーク語:
Nephew(ネフュー)1
Thomas Holm(トマス・ホルム)

ドイツ
ドイツ語:
BAKKUSHAN(バックシャン)

トルコ
トルコ語:
Kargo(カルゴ)

日本
日本語:
アシガルユース
スネオヘアー
amazarashi(アマザラシ)
宮古語:
下地勇(しもじいさむ)
英語:
winnie(ウィニー)

ノルウェー
ノルウェー語:
Kaizers Orchestra(カイサシュ・オルケストラ)
Katastrofe(カタストローフェ)
Kråkesølv(クローケソル)
Plumbo(プルンボ)
北サーミ語:
SlinCraze(スリンクレイス)
英語:
Kakkmaddafakka(カックマダファッカ)
Katzenjammer(カッツェンヤマー)1
*Kollektivet(コッレクティーヴェ)
*バンド名ではなく番組名

パキスタン
ウルドゥー語:
فراز حیدر /Faraz Haider(ファラーズ・ヘーデル)

ハンガリー
ハンガリー語:
Alvin és a Mókusok(アルヴィン・エーシュ・ア・モークショク)
Blahalouisiana(ブラアルイジアナ)
Mocsok 1 Kölykök(モチョク・エッジ・クイクク)
No Thanx(ノー・サンクス)
Supernem(スーペルネム)

フィンランド
フィンランド語:
Regina(レギナ)

フェーロー諸島
フェーロー語:
Byrta(ビシュタ

Grandma's Basement(グランマス・ベイスメント)12
フェーロー語/英語:
Danny & The Veetos(ダニー・アンド・ザ・ヴィートス)12
The Dreams(ザ・ドリームズ)
アイスランド語:

Eivør(アイヴォル)

フランス
フランス語:
Plastiscines(プラスティシーヌ)

ポーランド
ポーランド語:
happysad(ハッピーサッド)
Luxtorpeda(ルクストルペーダ)
Zakopower(ザコポヴェル)

ポーランド語/ウクライナ語:
Enej(エネイ)

マケドニア
アルバニア語:
Blla Blla Blla(ブラ・ブラ・ブラ)

マダガスカル
マダガスカル語:
Lija(リザ)

南アフリカ共和国
英語/アフリカーンス語:
Die Antwoord(ディ・アントヴォールト)

ラトヴィア
ラトヴィア語:
Astro'n'out(アストロノート)
Instrumenti(インストゥルメンティ)

リトアニア
リトアニア語:
Biplan(ビプラン)

レバノン
アラビア語:
مشروع ليلى /Mashrou' Leila(マシュルア・レイラ)

ロシア
ロシア語:
Звери(ズヴェーリ)
Сергей Лазарев(セルゲイ・ラザレフ)

 

 

ついにワールドカップが始まりました。

 
そんな第3回目はデンマークです。
 
監督
Åge Hareide(オーゲ・ハーライデ)
(ノルウェー国籍)
 
GK
1   Kasper Schmeichel(キャスパ・スマイケル)
16 Jonas Lössl(ヨーナス・ルスル)
22 Frederik Rønnow(フレゼリク・ルノウ)
 
DF
3   Jannik Vestergaard(ヤニク・ヴェスタゴー)
4   Simon Kjær(シモン・ケア)
5   Jonas Knudsen(ヨーナス・クヌーセン)
6   Andreas Christensen(アンドレアス・クリステンセン)
13 Mathias Jørgensen(マティーアス・ヨアンセン)
14 Henrik Dalsgaard(ヘンリク・ダルスゴー)
17 Jens Stryger Larsen(イェンス・ストリーア・ラーセン)
 
MF
2   Michael Krohn-Dehli(ミカエル・クローン=デリ)
7   William Kvist(ヴィリアム・クヴィスト)
8   Thomas Delaney(トマス・デレイニー)
10 Christian Eriksen(クリスチャン・エーリクセン)
18 Lukas Lerager(ルカス・レーアー)
19 Lasse Schöne(ラセ・シューネ)
 
FW
9   Nicolai Jørgensen(ニコライ・ヨアンセン)
11 Martin Braithwaite(マーティン・ブレイスウェイト)
12 Kasper Dolberg(キャスパ・ドルベア)
15 Viktor Fischer(ヴィクタ・フィッシャー)
20 Yussuf Poulsen(ユスフ・ポウルセン)
21 Andreas Cornelius(アンドレーアス・コネーリウス)
23 Pione Sisto(ピオーネ・シスト)
 
以前の記事で書いたものとカナ表記の違う名前があるかもしれませんが、誤差だと思ってくだされば……。ただ、テレビや雑誌で表記されているものよりはデンマーク語に近い表記だと思っています。
 
今回登録された選手ですが、デンマーク語を学んだことがない人からすればなんでこの綴りでこう読むのとなる名前がけっこうるでしょう。
なかでも18番のLukas Leragerは「レーアー」なんて読みようがない感じがします。日本のメディアでの表記はおおかた「レラガー」とだいぶ誤った表記になっています。
この動画の8秒あたりで本人がデンマーク語で名前を言っているので興味のある方は聞いてみてください。「レラガー」ではないということは解ってくださるはず。
 
そして、赤字の選手が他国にルーツを持つ選手です。それをそれぞれ見ていきましょう。
 
まず、16番のJonas Lösslは祖父がドイツ人です。だから"ö"というデンマーク語では使われない文字が名字に使われています。
ただ、デンマークとドイツは国境接してるからルーツがドイツにあるというのは珍しくないでしょうし、取り立てていうほどのことではないのかもしれませんね。
19番のLasse Schöneもドイツ系ですし、1番のSchmeichelは"schmeicheln"「お世辞を言う」というドイツ語の動詞から、15番のFischerは「漁師」というドイツ語の名詞からきたものなのでルーツはドイツにあるのでしょう。
 
13番のMathias Jørgensenは名前だけでは判りませんが母親がガンビア人で、彼のフルネームはMathias Jattah-Njie Jørgensen(マティーアス・ジャッタ=ンジエ・ヨアンセン)です。"Zanka"(サンカ)というニックネームで呼ばれています。
 
8番のThomas Delaneyは祖父がアイルランド系アメリカ人です。彼も彼の父親もデンマーク生まれではありますが、ルーツはDelaneyという名前からも窺えるようにアイルランドです。
 
11番のMartin Braithwaiteは父親がガイアナ出身です。ガイアナは南米唯一の英語を公用語とする国です。Delaneyもそうですが、デンマーク語でも名字の発音は英語よりのものになっています。
ちなみにガイアナは南米大陸にある国ですが、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)に所属しています。
 
ペルー戦でゴールを決めた20番のYussuf Poulsenは父親がタンザニア人です。
 
23番のPione Sistoは両親が南スーダン出身で、彼はウガンダで生まれました。生後2ヶ月で家族とともにデンマークに来たそうです。
 
 
 
デンマークはワールドカップソングと銘打ってるものがやたら多い気がします。
 

 

 

 

2回目はアイスランドです。北欧から攻めていきます。

 
監督
Heimir Hallgrímsson(ヘイミル・ハトルグリムソン)
 
GK
1   Hannes Þór Halldórsson(ハンネス・ソウル・ハルトルソン)
12 Frederik Schram(フレデリク・スクラム)
13 Rúnar Alex Rúnarsson(ルーナル・アレクス・ルーナルソン)
 
DF
2   Birkir Már Sævarsson(ビルキル・マウル・サイヴァルソン)
3   Samúel Friðjónsson(サムエル・フリズヨウンソン)
5   Sverrir Ingi Ingason(スヴェッリル・インキ・インカソン)
6   Ragnar Sigurðsson(ラクナル・シーグルソン)
14 Kári Árnason(カウリ・アウルトナソン)
15 Hólmar Örn Eyjólfsson(ホウルマル・オルトン・エイヨルフソン)
18 Hörður Björgvin Magnússon(ヘルズル・ビョルクヴィン・マクヌソン)
23 Ari Freyr Skúlason(アーリ・フレイル・スクーラソン)
 
MF
4   Albert Guðmundsson(アルベルト・グヴズムンソン)
7   Jóhann Berg Guðmundsson(ヨウハン・ベルク・グヴズムンソン)
8   Birkir Bjarnason(ビルキル・ビャルトナソン)
10 Gylfi Þór Sigurðsson(ギルヴィ・ソウル・シーグルソン)
16 Ólafur Ingi Skúlason(オウラヴル・インキ・スクーラソン)
17 Aron Gunnarsson(アーロン・グンナルソン)
19 Rúrik Gíslason(ルーリク・ギストラソン)
20 Emil Hallfreðsson(エーミル・ハトルフレズソン)
21 Arnór Ingvi Traustason(アルトノウル・インクヴィ・トレイスタソン)
 
FW
9   Björn Bergmann Sigurðarson(ビョルトン・ベルクマン・シーグルザルソン)
11 Alfreð Finnbogason(アルフレズ・フィンボカソン)
22 Jón Daði Böðvarsson(ヨウン・ダージ・ベズヴァルソン)
 
青字ユーロ2016に登録された選手です。約3分の2の選手が欧州選手権に続きワールドカップにも登録されています。
 
アイスランドの名前は個人名+家族名ではなく、個人名+父称(もしくは母称)です。
以下、黒字の選手の父称を見ていきましょう。
 
Hallgrímsson ―Hallgrímur(ハトルグリムル)の息子
Rúnarsson ―Rúnar(ルーナル)の息子
Friðjónsson ―Friðjón(フリズヨウン)の息子
Eyjólfsson ―Eyjólfur(エイヨルヴル)の息子
Guðmundsson ―Guðmundur(グヴズムンドゥル)の息子
Skúlason ―Skúli(スクーリ)の息子
Gíslason ―Gísli(ギストリ)の息子
Sigurðarson ―Sigurður(シーグルズル)の息子
 
最後のSigurðurという名前の属格(〜の)はSigurðarのほかにSigurðsという形もあるため、Sigurðssonという形もあります。6番と10番の選手がそうですね。
何で違ってくるのでしょうか?
 
さて、最後は赤字にしたSchram選手。これは父称ではなく名字で、彼はデンマーク出身でデンマーク人の父親とアイスランド人の母親を持ちます。
Schramという名字自体はドイツ語のSchramme「引っかき傷」からきた名字らしく、ドイツ語読みだとSchram(シュラム)になります。