排泄行為を介助することは、赤ちゃんのお世話をするときに経験する人がいるかと思いますが、赤ちゃんと大人では体の大きさは全く異なり、手順も異なります。
また、力もより必要となってきます。
介助をする側は、排泄物を目の当たりにすることは抵抗のあることですが、介助を受ける側は介助者以上にデリケートなことです。
介助を受ける本人に少しでも不快な思いをさせないためにもスムーズな動きが大切となってきます。
今回はトイレで排泄する場合の介助の方法を説明していきます。
まずはトイレまで誘導をします。
その際に、トイレまでの道に障害物がないかや本人がしっかり歩けるのかを確認します。
歩行に心配がある場合は、歩行の介助をしてあげるようにしましょう。
介助をするときに本人の歩行ペースを崩さないように注意しましょう。
トイレに到着した後、衣服の着脱を先ず行いますが、基本的に自分でできる場合は、本人に任せるようにしましょう。
全てのことをサポートしてしまっては、本当は本人の力だけでできることもいずれはできなくなってしまうかもしれないため、少しでも本人の力でできることがあれば任せるようにしましょう。
座る際に注意が必要です。
座るという行為は足腰の力を使うものなので転倒しないように注意するようにしましょう。
手すり等をトイレに設置しておくと本人の力でできることもあるため、設置することをおすすめします。
排泄中は本人が気にならないように外で待機するようにしましょう。
異変に気付けるようにドアは少しだけ開けて待機しましょう。
また、排泄中に焦らせたり、排泄行為を促すようなことはせずに本人に任せてあげてください。
焦らせたりする行為は本人の尊厳を傷つけてしまう可能性が高いです。
尊厳を傷つけるようなことがあれば、本人にとってトイレに行くことが苦痛となってしまうため、必ず本人の気持ちになって介助を行ってください。
衣服の着衣も自分でできるようであれば任せるようにしましょう。
ここまでの流れをスムーズに行うことが大切です。
排泄行為を介助することは、被介助者にとって時間がかかればかかるほど、羞恥心を感じ尊厳を傷つける可能性が高くなってしまいます。
最初は、スムーズに行うことができないかもしれませんが、叱るようなことはせずに本人の気持ちになって根気強く介助を行っていくようにしましょう。
※情報引用元
自動排泄処理ロボットシルバーは介護における夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減するために生まれました。
介護ロボット「シルバー」は、清潔で快適な排泄をお手伝いします。