未来へタイムスリップして確かめる | Theory of Realization”実現の理論”

Theory of Realization”実現の理論”

未来(夢、目標)実現のためのシンプルな理論を解説しています。仕事、恋愛、人間関係等実現したい未来があれば対象は選びません。
未来実現のためのこのシンプルな思考法があくまでも机上の空論ですが、悩める皆さんの思考整理・意志決定の参考になれば幸いです。

皆さんこんにちは


今回は”未来へタイムスリップして確かめる”を解説します。


前回までは物事の原理原則は時間の流れに伴う”コト”の連鎖であり

その始まりまで遡ることで原因を探ることについて解説しました。


原因のそのまた原因(根本原因)をタイムスリップして遡り特定する。そして根本原因を特定したなら

その状態を変化させる要素を見つけコントロールする方針(方策)を決め行動するというのが

前回までのお話しの要点でした。


その中で物語という言葉も出てきましたね。ひとつひとつのコトが意味を持ってつながり連鎖して

ひとつの結果を招来する、その流れを物語という言葉で表現しました。

前回までは現実に起きている事象(結果)までのシナリオを確かめる意味でタイムスリップしました。

今回は実現のための物語を確かめることが趣旨になります。


過去のよくないコトの状態を裏返す方策を立案したとき、何も考えず「さあ実行だ」と意気揚々に

プロジェクトや改善チームを編成して鳴り物入りで活動を展開。。。。。

ただただ最初の方策を徹底するため目の前の障害には目もくれず

成果発表会の期日が迫ってくる。。。。力技でたまたま出来た事例を大げさに発表資料に仕上げて

「出来ました出来ました」と発表、その後は継続することなく一過性で活動もマンネリ化して自然消滅。

利益改善のための活動がいつしかトップへの成果発表会のためのイベントになっている。。。

トップもさもわかったふりして、したり顔で講評を述べ「皆さんに期待します」などと叱咤激励

活動は盛んだけど対前年利益悪化で業績が付いてこない。

会社の中ではよくある光景です。


TORでは方策を立案したらその実行後のシナリオを点検します。


一般的に現在の時点で選択された道、方法、判断等により未来は確定します。

その選択のケースにより未来は様々に分岐し、到達する未来の姿はその選択に支配されています。

つまり未来が無限に存在するといわれる所以(ゆえん)です。


例えば江戸時代にタイムスリップしたとします。そしてその時代で結婚すべき恋人たちが違う相手と

結婚するような働きかけをし成功したとするとき、戻ってきた現在はタイムスリップした時の現在とは

違ってしまっている可能性があります。(ネガティブな事例でスミマセン)

つまりその恋人たちにより本来創りだされる未来が全く別な未来を創り出してしまうことに起因し

長い年月経過する中で点が線となり面となるようにコトが連鎖し全く同じ未来にはならないという

ことは考えられます。


前に述べた”必然”と”偶然”で言えばこの話は”偶然”の産物になります。

どうなるかわからないけど未来は無限にある。


「若い人たちには無限の可能性がある。夢を広く大きく持ってチャレンジしなさい」


時折こんなフレーズの発言を聞くことがあります。TOR的に言えば全く無責任な言葉。

そのためにどうするのか、何を注意してチャレンジするべきかこの点を示唆しなければ

”チャレンジ=無謀” のように私は感じてしまいます。

”チャレンジ=実現” でなければなりません。そして”実現=偶然”ではなく”実現=必然”であるべきです。


無限に広がる未来を相手にしていては、あっという間に悩んで時間が過ぎて行ってしまいます。

ゆえにTORには”偶然”という考え方は存在しません、そしてTORではゴールはひとつです。

たった一つの未来を実現するために現在の行動を変える。そのための選択をする。


先の事例で言えばタイムスリップする時の現在を帰ってきた時の現在の姿にするために江戸時代へ

タイムスリップするということになります。


何を実現したいのかを決める、そしてどういう方策でそれを実現するか、そして最も重要なこと。

それは方策の実行の障害となるコトの棚卸と排除です。


例えば、前回の事例で”約束の待ち合わせ場所に遅刻しない”という未来を実現したいとします。

方策は? この前は寝坊したから寝坊しないようにして遅刻をしないコトを方策としたとします。

”寝坊しないから遅刻しない”さあどうでしょうか?このことで遅刻は絶対しないでしょうか?


TORでは方策を決めたら実現したい未来の姿を”IF~THEN~(もし~なら~である)”で確かめます。

他の改善手法でもこれはよく使われますが、TORでは方策の確実な実行のために使います。


「もし寝坊しなければ遅刻しない」 確かにそうでしょうが、確実性はどうでしょうか?


その日の行動順序をよくみながら考えなければなりません。待ち合わせ場所までどの手段で行くのか

どの道を行くのか場所はわかっているか?等、方策の効果を必然にするための条件は満たされているか

が大事になります。


寝坊しなくても道が渋滞していたら遅刻する可能性あります。車が不調でもそうです、ましてや待ち合わせ

場所を勘違いしていては尚のこと方策の効果は危うくなります。

「もし寝坊せずかつ渋滞がなく、車の調子も良好で、待ち合わせ場所が確認済みであれば遅刻しない」

少し強引ですが、先ほどより確かな感じになりましたね。


TORではこうしてIF~THEN~に論理条件「AND(かつ)、OR(または)」を組み合わせて確かにねらった

未来が実現できるかを確かめます。


いかにその方策実行の障害を想定して読み切り、障害を取り除く打ち手を準備できるかが重要で、

このことが改善計画の骨格になるわけです。

そしてそれらの棚卸したコトをいつ除去していくかの時間軸(納期)を設定することでアクションプログラム

となります。


会社の”目標管理記述書”なんていうものも到達の姿を設定して施策を書きあげていくアクションプログラムですが往々にして行を埋めるため施策をだらだら書き連ねることになってしまいます。

書いたらあとは大抵メンテしません。しかも担当者に同じ名前が並ぶなどほぼ実行しない宣言をしている

代物に出来上がります。


何を書くのか→到達の姿+実現の方策(方法)+その障害を取り除く行動+マイルストーン(納期と達成の姿)それにつきます。目標管理記述書だけでなく全てに言えます。

TORではこの一連の手順を提供します。


”未来へタイムスリップする”とは実現の方策実行の障害項目の有無の点検をすることで”確かめる”は

その障害を取り除けるかどうかを確認するということです。


技術的に、物理的に取り除けない障害をTORでは”行き止まり”といいます。ここでは精神論でしがみつい

ていても何も始まらないので新たな選択をすることになります。

つまり”方策の転換”です。目指す未来は変えません、道を変えるという選択をします。

そうすることで未来を確かに実現できるかという確認をするのです。


改善活動の失敗の原因は”惰性”です。有言実行、一度決めたら壁を崩して突き進め~!

こんなお話は愚の骨頂、慣性の法則でも知れている通り、惰性は重量が大きければ大きいほど大きく

なるものです。会社の改善組織も大きくなればなるほど惰性も大きくなり方針転換に対して極めて消極的です。


TORは惰性を嫌い柔軟な方針転換・方策転換を許容します。

”行き止まり”は”壁”ではありません先に何もないのです。

ここの判断を間違えると未来は実現しません。

シンプルに思考してシンプルに実行する、そのためには惰性で改善をしないことです。

視野を広く持ち状況をよくみて論理的に次の一手を考える。それが必然を導き出すポイントです。


TORは過去~現在~未来、この3つのフェーズが背骨となります。

概論ということで今回までざっとしたお話しをしてまいりましたが次回から各論に入ります。

今回、事例としてあげた内容をもう少し具体的に実務的に見て行くことでTORの中身を知っていただこうと

思います。 

次回は、”原因の追究テクニック”(なぜ迷う、なぜ悩むか)について解説したいと思います。


ではでは

よい連休をお過ごしください。





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