このブログ「ソロSolo終活」でもお馴染みの「おひとりさま」という言葉。
最近では誰でも日常的に耳にしますよね。
その言葉の定義について、
私の場合だと生涯独身の方や、離婚、死別により独り身になった方等がパッと思い浮かびます。
そしてそれは女性に限らず男性も当てはまるし、子や孫がいる人達も含まれます。
皆さんは如何でしょうか?
実はこの「おひとりさま」という言葉。
もともとは、ジャーナリストの故岩下久美子さんが、その著書「おひとりさま」(2001年中央公論社)の中で考案した「言葉」だそうです。
その頃は「精神的に自立した自由を楽しむ女性の姿を表す言葉」として広がり、2005年には流行語大賞にもノミネートされました。
ところがその後「おひとりさま」は、様々な意味を持ちはじめます。
「パートナーが居ない、1人で飲食店や旅行に行く女性」を現すものから、先に書いたような「終活」における未婚者、離婚、死別による単身者等。
なんだか最初に意図されたものとは、随分違ってしまってますね。
しかし言葉の意味って、たかだか数十年でこんなにも変わってしまうのかと思うと、「人の意識」や「常識」なんて、ひどく虚ろいやすいものなんだなぁって思ったりします。
ひょっとすると、あと数年したら「おひとりさま」は、また別の意味を持ち始めているかもしれませんね。