上京してリフレッシュされたかな?
年明け以降ブログのメンテをサボっていた。
気分がメロウなぬるい感じで何かを発信しようという
ポジな立ち位置ではなかったからだ。
次男の大学受験はまずまずの結果で一息ついた。
彼には大都会東京で2~3年たっぷり遊んで男を磨いてもらおう。
昨年末あたりからFBを始め、ブログよりはこっちかなという
いつもの薬缶たぎりの初動だったが、公開しても差し支えない思い
を書いて残すということも大事だなと4月を迎えて久しぶりに打ち始めた。
昨年から読んでいた”ロ-マ人の物語”は2か月ほど前に読み終えていた。
その後の対談集や写真がたくさん載った資料集なども読んでみた。
かなり歴史好きな本船だが、本音の感想は”つまらねえ”
ロ-マ帝国の勃興から衰退までの紀元前3世紀あたりから西暦400年あたり
までのおよそ800年間40世代ほどのロ-マ人たちの所業をだらだらと読まされた
とうい印象だ。
いかに国家を経営していくかという組織論的にみても40世代分の歴史はおよそ
一個の人間が俯瞰するには長すぎる。
どうやっても永続する国家の形態はありえないという結論は経営組織論を
それなりに学んだことのある人間を説得するには冗長すぎる。
かといってエンタ-テインメント的に浅田次郎的な劇的な物語があるかというと
そういう視点では書いていないと作者自身が語っている。
結論的には歴史ものにはめずらしく本船には合わなかったということだろう。
昨日までの3泊の上京中に宮崎空港売店で買った新書版の”原子爆弾”山田
克哉著は純粋文系の本船にも、どうにか理解できるレベルの原子物理学の入門書
で興味深く、一気に読み終えた。核分裂の発見から核分裂の際に放出
される途方もないエネルギ-を4年間で原爆として応用開発する過程を科学史的
に解説してあった。
原子力発電に頼るべきかどうかは福島以降それこそ人類の一大テ-ゼと
なっているが、人が一度手にした科学技術を制御しきれないから放棄したり封印
するということなどできるのか。というそもそも論的な疑問があるので人類の永続性
などと美名を唱えても解決できない問題だろうと思う。
ようするに今の技術で行けるところまでいってみないと仕方がないだろう。
駄目そうだったらその時は適者生存の世界だろうというところが本音だ。
エネルギ-の問題はとりあえず現状では抑制的に原子力を利用しながら
代替エネギ-の開発に注力すべきだという大方の結論と同じだ。
なんか、ネガティブな話ですいません。次はなにか明るくなれるテ-マを見つけて書きたいものだ。